ローザス「ドラミング」 Rosas DRUMMING
＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場・大ホール(2001/6/1-3 3ステージ）
http://www.saf.or.jp/
全指定 S席6000円 A席5000円 B席4000円 Z席1500円
＠滋賀・びわ湖ホール(6/6) ＠大分・グランシアタ(6/9)
振付：アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル 音楽：スティーヴ・ライヒ
衣裳：ドリス・ヴァン・ノッテン 舞台・照明：ヤン・ヴェルスウェイヴェルト
リハーサル・ディレクター：マーク・ロリマー 技術監督：リュック・ガル
制作助手：アンヌ・ヴァン・アースコット
出演：
イコー・シシコ、マルタ・コロナド、アリックス・エノディ、池田扶美代、
マルチィン・キルヴァディ、オリヴァー・コッホ、シンチア・ルメイ、
ロベルト・オリヴァン・ドウ・ラ・イグレシア、ウルスラ・ロブ、社本多加、
クリントン・ストリンガー、ロザルバ・トレス、ヤコプ・トルスコフスキー
http://www.conversation.co.jp/concert/rosas.html
2001/6/2(土)晴｜小雨 3:07-4:07pm(1'00) 1F前方より 客席1F超満員(770人)
客層：20-30才代中心に老若男女。おしゃれな人めだち。ご近所衆もちらほら。
客入れ：当日券、整理番号順販売（40人？）。新宿から電車40分、徒歩10分強の
遠隔地に滑り込み入場数十人。定刻前から舞台スタンバイのダンサーは腕組みして
お待ち。開演前緊張感に欠けるおしゃべり客もあり、困り者。折り込みパンフなし
（ロビーにデータ掲示）。物販。パンフ(変形A4 1000円）。読み物結構あり。
ダンサーの顔写真紹介がほしいところ。ほか、ビデオ、ＣＤ、ポスター販売。
ベルギーの世界的ダンスカンパニー6年ぶり来日公演。同劇場では今後も招聘継続
とか、楽しみねこ。ライヒのノンストップ音楽「ドラミング」を取り上げての今回
舞台。カーペット状オレンジシートを上手から敷き。下手袖でロール端を残し。
後方よりに一条だけ、敷かずの黒リノリウム床（星形が二つ描かれ）をみせて
アクセント。
構成。ドラム音楽とともに、オレンジカーディガン女性が中央、ダンス瞬発。
ばねのように弾け、ゆるやかに戻るの緩急繰り返し。黒Ｔシャツの男性と絡み、
ユニゾン。女性３、男性２とか、種々組み合わせは展開し、止まることなし。
舞台が狭いよに感じる、まんべんなさ。中盤、緩やかになるビートとともにモブ
シーン。サークルゲームのように輪になったり、横列対峙したり。そこにカーデ
ィガン女性が駆け込んでソロ、小ユニゾン数人が横切り。終盤、リズム高揚。
カーディガン女性がきっと駆けて静止ポーズ、同時黒床にオレンジカーペットが
補完されて、決まっておしまい。
よく走りました。音楽を聴くようにスムーズに流れ、セッションのスリリングさ
も飽きさせず挿入。シンプルなアフリカンビートにのせて、丁度一時間の心地よさ
ばねが弾かれ、ゆるやかに戻るような動きを取り混ぜ、動きは間断なく。硬質な
急から、和らぐ緩の動きが肉感的、まるで花の香気が立つようでちょっとエロな
素敵。物語性や関係性な動きはとく見られず。純ダンスの歯切れのよさ全編。
時折、楽しげに交歓するダンサーの微笑みがキュート。居並んでのモブシーンは
アクセントだけど、ちょっとかっちょわるい。走り続けてほしかったねこ。
［月間一覧］
|