TOKYO COOLEST DANCE ALLIANCE レニバッソ×珍しいキノコ舞踊団×発条ト
「ソロ・アンソロジー」
＠天王洲アイル・スフィアメックス(2001/11/8-11 5ステージ)
http://db.tennoz.co.jp/art/default.htm
＠京都アートコンプレックス1928 11/22-23 ＠福岡ＩＭＺホール 12/1
照明：関口祐二[A.P.S] 音響：江村桂吾［The Mode of life]
舞台監督：黒田隆行[ball, inc.]、長谷川純子 宣伝美術：柳沼博雅
宣伝写真：永妻亜矢子 プロデューサー：布施龍一 主催：レニ・バッソ
企画・制作：レニ・バッソ、カンバセーション
2001/11/10(土)雨 3:07-4:33PM(19/休8/21/休8/30) 最前列より 客席8割(160人)
客層：かわいい男の子女の子とおじさん、あと有象無象。お友達連れ多め。
客入れ：駅直結なのにホール入口階段だけ屋根なし、傘必要。どうしてかしら。
かわいめの男の子が10人ずつ整理番号呼んで入場。段付き座布団席2列、あとは千鳥
＋雛壇の背もたれ付椅子席7列。前方から埋まっていき、ファン中心の客層伺え。
後方に空席、随時誘導あり。折り込みパンフ。Ａ４ 1枚に小さい書体でデータ掲載
次回公演。レニ・バッソ 2月に「フィンクス」地方公演。発条ト 12月に地方、
2月に新作・伊丹公演。珍しいキノコ 2月に地方公演（レニ・バッソとカップリング
公演あり）。3月に「フリル（ミニ）」再演（原美術館）物販なし。
１レニ・バッソ「dove tail」(2001年度作品 初演JAPAN NOW Festival＠スイス)約20分
構成・演出：北村明子[レニ・バッソ]、粟津裕介［発条ト［ばねと］］
振付・出演：北村明子 作曲・演奏：粟津裕介
舞台。白いリノリウムシートを敷いた平床。プログラム毎に装置持ち込み式
前方、シンプルな丸テーブルと椅子。テーブル上面には感圧パットが４、５枚。
上手・赤色に北村明子、下手・青色に粟津裕介が着席。粟津氏横の長机にシーケンス
を打ち込んだパワーブックやら機材。舞台後方にドラムセット。四隅照明、後方壁に
スクリーン。
進行。粟津氏、パワーブック立ち上げてソフト走らせ。北村さん、待ち。感圧パッド
に触れるとサンプリング音「こんにちわ」。座って二人、天から司会の声。ゲスト
二人を紹介。背後のスクリーンにシルエット。自己紹介を、どんな作品？、大変だっ
たのは？。動かない二人。北村さん、頬に手を当て、肘を付いたり、粟津氏の方を
しばしばみやり。感圧パットで種々の声、かみ合わない会話。テーブルを叩いて、
肘をついての一連が切れよく、流れるような動きで。パットでピアノ音を出したり
しながら、テンポアップ。北村さん、椅子から立ち上がって、粟津氏に横様に手を
さしのべ、引っ込めたりアプローチ。もじもじ、はにかみな動きをいれながら。
粟津氏は終始拒絶ポーズ。暗転。粟津氏、ドラムセットでリズム刻み、北村さん
ソロダンス。バネがはじ切れたような、スピーディで切れのよい動きで。また二人
テーブルに座り。北村さん、ひじをつき、粟津氏を気になるよう、時折みやり。
会話なパフォーマンス。表向きはかよわねど、リズムにのせて触発な交流。北村さん
の美しい立ち振る舞い、瞬発する切れのよい動き◎。ほ〜と見惚れるねこ。音楽、
映像、ダンサーらをフルドライブする、いつものグルーブ感とは違うけど、趣向の
面白さで楽しめたねこ。
２Study of Live Works発条ト「衝動とミディアムスロー」(2001年度作品) 約20分
構成・振付・出演：白井剛［発条ト［ばねと］］
舞台。四隅に蛍光灯（次第数を増やし点灯）。上手より中央に椅子。隣りにスタンド
白井氏、心臓に手、メトロノームのリズムも一緒。持ってきた時計にマイク当て、
こちこち音拾い。時計を叩いたり、擦ったり。秒針をとめて、逆回ししたり。
時計をスタンドに立てて、こちこち音をリズムボックス。椅子から立ち、身を乗り
出す、物思いに耽っているかのように歩き。忍び足、後ろ向き。足を交差させ、靴を
脱いで、すりすり。Ｔシャツの上着てたジャケットを脱ぎ、スケーティングダンス。
無音。指先でカウント。一転、激しく、前後に振り、くねり、腰溜にして回転。
靴下を脱ぎ。寒そうに麻痺系の動き。パンツ脱ぎ、トランクスにＴシャツすがた。
椅子に座り、再麻痺系。太股を手で叩いてパーカッション。Ｔシャツをまくり上げて
お腹を出し。下手から床をゆっくりと前転。蛍光灯だけだった灯りに照明加わり。
ここで前列のお客から、現在時間を聞き、掛けてあった時計を合わせる。
メトロノームを動かし、上着やら着て、スローダンス。なんかしゃなりとして後、
激しく、回転をいれて。ひとしきり踊った後、立ち止まり、手を打って、暗転。
リズム自生し、思いのまま。よくわかんないけど次がどうするかでちょっと興味ねこ
全体緩目に感じて、中途睡魔、申し訳ない。カンパニーでどうなるか、興味を本公演
に繋げたいねこ。
３珍しいキノコ舞踊団「ウィズユー２」(2001年度作品) 約20分
構成・振付・出演：伊藤千枝［珍しいキノコ舞踊団］
アートディレクション：生意気 音楽：ammakasie noka 衣装：New World Service
舞台。素舞台に後方スクリーン。後半、かごでつくったトーテムポールとか、
オブジェ持ち込み。
水玉ノンスリーブにスカートの伊藤さん、とぼとぼ登場。しだいのけぞりして立ち。
手の指を蜘蛛のようにして、体に徘徊。体突っ張り。両手をつかって、二匹。ごろ
ごろ転がり。首を下げて、四つん這い徘徊。仰向けになってから、起立。つま先立ち
して脱力。歩き回り、くるくる回り。お辞儀、ご挨拶。こんにちわ〜、雨が降ってる
みたいですけど…。続けます。じゃあ、やりま〜すと音楽入り。ドラムリズムに、
ぴーぽーぷーぷーと小動物系の音を入れて、ファニー。手足ばたばた、肩をくねり。
腰を下げて、どすこい。床に寝て、起きて、うつぶせで転がり。のけぞり回り。前屈
手をついて、横歩き。息を吸って、吐いてー。歩き回り、壁に張り付いて、スリスリ
客席に座って、舞台を眺め。舞台戻り、後ろ手〜股間に手を挟み。暗転。コーラス
ラインのテーマ冒頭が繰り返し音楽。手をあげて、腰を振り。手をしゃなり。のけ
ぞり後、片足飛び。照明変わり、ミドリと赤のコンビ。なんか立体めがねな二重の
重なり様。上手に透明のかごを重ね、トーテムポールにしたオブジェ。猫の鳴き声。
オルガン曲。手のひらサイズの鹿人形、耳に丸玉。二重写しの影をスクリーンに
映し、手を横様にして、アップテンポにダンス。
リラックス、脱力ぎみにこどもなダンス。最初のは準備体操？。気負い無く、でも
ファニーとかわいいのこだわり忘れず。オブジェ、音楽、照明ともキノコ色。
多彩、多用な本公演からみると一様で物足りないけど、ちょこっと味わいが美味しい
ねこ。
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