ホーム ] 一覧 ] 次頁 ] 


 ラーメンズ第11回公演「Tour cherry blossom front 345」

 @下北沢 本多劇場(2002/4/15-21 4ステージ)
  http://www.honda-geki.com/honda.html
  @大阪 近鉄小劇場3/29-4/1 @札幌 かでる2.7 5/3-4
  @福岡 西鉄ムーブ34 5/10-12 
 前売3500円 当日4000円

 作・演出:小林賢太郎 音楽:徳澤青弦 舞台監督:野口毅、宇野圭一
 照明:大迫浩二、岩崎美緒、松元智美 音響:寺澤信 アシスタント:豊田竜太
 美術:nielsen ポスター・フライヤーデザイン:good design company
 協カ:講談社ヤングマガジンアッバーズ編集部 http://www.uppers.kodansha.co.jp/
 主催:株式会社トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/
 株式会社サンケイ企画(大阪)
 出演:
 ラーメンズ(片桐仁、小林賢太郎) 

 2002/4/21(日)雨 2:17-4:02PM(1'30) 中段より 客席超満員(510?人)
 客層:ほとんど女性。20歳代前半中心。30歳代前半も結構?。
 客入れ:目一杯。座布団席2列+最前列の前1列。補助椅子1列+通路。立ち見
 25人。特に混乱無く、誘導され。折り込みパンフ。小林さんからの「お詫び」(洒落
 なんだけど、オチまで読まずに心配した人があったとか) 
 物販。過去公演ビデオ。戯曲集。 教材用片桐仁携帯ストラップ(1000円)。
 日本語学校アメリカン・ティーチャー携帯ストラップ(1000円)。単行本(1000円)。
 ポスター。Tシャツ(4500?円。黒は非売品)

 単独ライブは初見ねこ。場内は若い、ちょっと前まで若かった女性でいっぱい。
 舞台。中央、お盆な島舞台。フローリング床、真ん中の開口から廊下とその壁覗き。
 構成。10〜15分の長めコント?芝居?。転換暗転時もなんかしらやらかして、間延び
 させず。

 クールとおばかのいい案配。とても気に入ったねこ。捻りというか、自由自在に
 転じる行方しれずの面白さ。困ったり、その場しのぎだったりの突拍子なさがむしろ
 日常的でわかりやすい。迷走の笑いはきっちり計算されてて、クレバーな印象。
 それが嫌みじゃないのがまた○。

 二人の体温差がいい案配。演技できる、しかも余裕で遊べることもあって、なおさら
 に。ぶっちゃけフリートークも、とても楽しそうで好印象ねこ。きっちり計算とか
 書きながら、記憶に残るのは一発ギャグ的「ギリギリ星人」。歌の節が耳から離れ
 ないですよねこ。

 今日のねた かなり端折った覚え書き。タイトル不明。
1(NHKの集金人)約11分
 向き合って、ドアを引っ張り合ってる?二人(下手、片桐、上手、小林)。TVの
 ない家なんてあるものか、と片桐。どうもNHKの集金人らしい。いま、揚げ物して
 ますからと、小林、追い払おうとする。が片足をつっこまれてドアが閉じられない。
 隙間から覗かれて、TVとビデオが発見され。ビデオはみるんです。「トップランナ
 ー」って書いてますけど?。私のオリジナルです。つくるの大変じゃないか、大変
 です。

 はぃ、と別れてダメだし開始。マニュアルどおりに、いやたりないと、意味のない
 言い訳が多い。小林が集金人の見本をやってみせることに。友達の留守番です、
 もう7年になります。それは留守番じゃなくて、住んでいるんじゃないのか!。
 …小林さん凄むと怖いですよ。立て替えてください。とか、さらに攻防。

 実は二人は偽集金人。もう開き直って、詐欺でも思いが届けばいいんだ、とか屁理屈
 で納得。チャイムがなって、本物の集金人が。実戦だ、プロの勝負!。言い逃れを
 するが、頭がパーと思われ、呆れて帰ってしまう模様。やった。またチャイム、
 すごんで出ると、大家さん。いや、なんでもないです、すいません。偽物の集金人が
 いるので注意、ですか、はあ。もうやめるか?と二人。
 
2(アラスカの友達の話)約17分
 片桐、写真を小林にみせ、すげえだろうと自慢。山脈。日本をでて、広い世界に
 ふれた感動を興奮気味に語り。小林は終始無感動に相づち。キョーめよ(興味もて
 よ)、きょうもてよと片桐不満。岩はいわ(小文字)じゃなくて、いわー(大文字
 しかも太字)!だ。小林、涼やかにコメント。行ってないおまえの方が、なんか
 かっこい〜と片桐不満。小林、江ノ島について(不良どもが一杯、ゴミが朝の海岸に
 、乾燥した人手が。片桐の感動をなかば茶化すように自慢にならない自慢。)
 なんで江ノ島なんだよ。もっときょーめよ(片桐さんが変な仕草して、小林さん思わ
 ず笑み。なに漏らしてんだよ、とつっこまれとかあり。)

 片桐、手紙の差出人のこと。いっしょにアラスカへいって、居残った。手紙を読む、
 思いっきり浸っている内容。化石発掘にロマン、とか、あれがおまえの星さ、とか。
 かっこい〜、と片桐感嘆。小林、なんか変だよと手紙の内容につっこみ。アラスカで
 夜って今、白夜だし、この手紙は嘘だな。友達をかばう片桐、情報操作か?とか
 訳の分からない反撃。消印大阪だよ。聞きたくない〜と耳をふさぐ片桐。返事を
 書いてみようと小林。嘘にのせられるんだよ。ああ、よけいなことを書きたいと
 小林、うずうず。アメリカ「村」よりとか。江ノ島のことをそんな風に手紙にかいて
 みようかな。雀と鯨も野生だ、鯨のように太ったおばさんも野生。最後に殴られて
 星がでたって、乾燥したヒトデだし(と、嘘手紙と呼応して茶化す)

3 (ありもしない超能力)約12分
 二人でスプーン曲げ。一気に手でやらないとダメだよ。もうちょーがっかり、と子供
 口調の小林。予知能力。虫の知らせってあるだろ、どう?。まるで感じない兄・小林

 (以下、二人で役をくるくる変えて、ファミレスにて)ウェイターで試そう。六っ子
 ですね、違います。ダメで当たり前。まあ、力があるっても 判るのもテレパシー
 だよとか、よくわからないこと。向こうのテーブルにいるカップルがどんな人達で
 なに話しているか、当ててやる。弟・片桐はカップルに頼んで、当たったことにして
 もらう。兄小林、調子に乗ってしまい。コーヒーは食後に飲む、当たりだすごい
 (ってそう頼んだのじゃ。なんだよ。)。

 先ほどのカップル・男がお礼に。実は離婚話しをしていた、円満と嘘をついたことを
 きっかけに考え直して、離婚を取りやめた。お礼がしたい、一緒に食事をどうかと。
 それは〜(役変わりが煩雑になって)なにがなんだか判らなくなるので、と断り。
 こそこそと二人は一人多役で芝居続け。

4 (ギリギリ星人)約15分
 小林・子供、大人の嘘に怒る。怪傑ぎりぎり星人なんていないんだっ、と引きこもり
 に体育座り。片桐父・ぎりぎりじんじん♪と唱えながら竹馬に乗って登場。
 頭に金のターバン、腰に金の帯を巻いて、短剣さし。

 何でもぎりぎりで解決!!、ぎりぎりじんじんじん♪と節を付け、座ったまま固まっ
 た子供の回りをぐるぐる。隕石が地球に衝突?(少年につっこみを促す)ぎりぎり
 タイマーONしちゃったよ。あぶねー、危機一髪。早く言ってよね。賞味期限、
 気にしない。なんでも食べれる。ぎりぎりじんじんじん♪♪。精神年齢16歳、体は
 40歳♪。我々は宇宙人だ、(我々って)一人じゃん♪。刃を研ぐじじい、何の肉
 かって(不気味に笑う)、名古屋コーチンさ♪。富士山噴火(少年に促す)、
 ダメだあ。危機一髪。早く言ってよね♪。身長を計った、176、円♪。
 (ミュージカル風にして)ねこを〜守るんです〜♪、ダン!(やっちまった)♪。
 足の裏が痛い、竹馬に乗るとあるよねー♪。びんびんのチンチン〜、なんとかはHな
 ローション、これは後で怒られる〜♪。とかとか。すっかりだまされてるなタカシ
 はと、片桐父ほくそ笑んででてく。ぶるぶると首ふる、小林タケシ子供。
 
5(天才小説家)約14分
 小林、なんかじじい演技の天才小説家。編集者か片桐、待つ間にこっくり。眠気
 覚ましにいいのがあるんですよ。ニッパーがありますな、あれでアキレス腱を切るん
 です、いっぺんで目が覚める。いや、それはそうですが、それどころじゃない
 でしょう。お役に立てず申し訳ない、と丁重にお詫びする天才小説家。

 眠気覚ましのお話。紙飛行機を折らなければ、未来はどうなるこうなると、もやもや
 と煙に巻かれるような話とか。携帯電話が入らず、外出しようとする編集者を止めて
 、作家自身打ち明け話。作風の違いから多重人格?と疑われているが、実はそれぞれ
 別の作家が書いている。次回作はあなたに、101人目(にやり笑い)。

 ええ!!、眠くなくなったでしょ。いやだなー先生。どんな人でも一生に一本は
 できる。すっと先生出ていって、にやり笑み。ドアが開かない!!、青ざめる
 編集者。先生、横の部屋からでてきて、びっくり。いやー一瞬マジかと思いましたよ
 と編集者。安心する編集者をおいて先生、また部屋の外へ。別人のようにすっと背を
 伸ばして、101人目を残して去っていく。

6(電波喰い虫) 約6分
 口だけの白と黒の人形を片手。ぎゃんぎゃんとやかましく、早口問答。〜する人間
 !!♪と歌うように結びつ。問題。ゴリバ提督なんとか>スプリンクラー(よく覚え
 ていない)。癒すために疲れる人間。ナルシスト>勘違い上手の女な人間。
 悩んで、無視する器用な人間。王子様にあこがれて、手近で済ます人間。とかとか。
 暗転中もバトルするように問答、スローモーションで。
 
7 (銀ちゃんアラスカへ)約15分
 なんか場所取りをしてるらしい二人。違うゲームしようと片桐(近藤)。なにを
 されても文句言わないゲーム、と小林いじめられ。小林に携帯掛かってくる、
 人が変わったように厳しく指示する小林(なんだ、社長なんだ)。片桐はバイト、
 でも社長にため口、いじめ。子供の頃の関係を続けているらしく納得尽く。
 豚と神様ゲーム。小林は一生、豚。ぐったり疲れる、小林。調子に乗るな、豚のくせ
 にと片桐、ほとんど言葉のレイプ。俺、銀ちゃんと片桐。いやな予感がするので
 聞いてみれば、小林はヤス。セットでいやだー。

 ヤスな社長のいい話。ガキ大将だった片桐のなさけない姿が見てられなくて…。
 片桐は聞いてない、ゲームボーイに夢中。滑り台の階段側を落ちろ、ヤスの階段落ち
 がみたいんだよ。何でも聞くから。じゃあ、会社やめて、と社長小林、本音ぽつり。
 聞き逃した振りしてる片桐。もーなんだよ(片桐、台詞をすっかり忘れる)かっこ
 わるいよ、いやー。小林、ガキ大将のあんたに会いたいんだ。辞表を出す片桐、
 アラスカへいく、残って化石調査をするつもり。恐竜を発見したら、名前は(自分の
 名前の)近藤ザウルスだ。(桜吹雪が片桐に降る)。銀ちゃん、かっこーと小林
 ヤス・社長。でも、こっそり帰ってくるんだろうなあ。

 カーテンコール 約15分
 (最前列の四人をさして)ここの四人はなんできているんだ、立ち見の人にむかって
 、ねえ。えー、我々としては何とも思っていません。(小林、片桐に向かって)
 一週間ずっとやってきたのになあ?。美味しいところをずいぶんとばされた。
 (客席に)じゃ、さよなら。アンケート、書いてください。(客席に)今みるんじゃ
 ない!。アンケートの裏の人気ねた投票の話。ベスト版DVDをつくりたいので。
 ヤンマガの連載のこと。片桐の粘土造形完成しました。ぱらぱら漫画やりたい?、
 マラソンとかの。Gacktがどうこう。

 お知らせ。片桐中心で劇団を旗揚げします。片桐今後の予定、希望。ヤンマガの粘土
 造形の部屋。たまには外部で(展示を)やりたい。今日は通路を埋めるまで、ありが
 とうございます、この四人をのぞいて。Puffy、DAPUMPが見に来た、はないね。
 メンバー判る?、二人とも、さあー?。こんな体たらくです。この間、DAPUMPと一緒
 の番組に。俺より稼いでいる子供だあと。本日は足下が悪い中、ありがとうござい
 ました。スタッフに拍手。演じながら、桜吹雪は降らせられないですから(とやる
 とこんな感じとやってみせる。それはそれで楽しいかもしれない。)大阪の客は、
 どういうわけか、桜吹雪をもってかえってた。甲子園の伝統があるから?。
 実はこれミッキーマウスの形なんです(片桐、ここが耳でと、ふざけ)。最終日なの
 になにもない、手とかはありますね(と片桐、あきれられる)。
 
 (パンフの謝罪文について小林)僕はなにもやっていませんから。アンケートに心配
 して書いている人があって。最期まで読むと、なんちゃってとか書いてあるんだ
 けど。最後まで読んでないんですね。小林と片桐、犯罪は列挙する。まあ、少年○○
 はいいけどね(と小林、妖しい微笑み)。お願いだから、少年だけにしてくれと
 片桐。客席を見渡す、マイケルジャクソンがいたら驚きますね。いないって。
 ツアーはまだあります、会場のこのメンバーで移動したいなと(場内大拍手)。
 片桐ら、桜吹雪のひもを引っ張ったりして遊びながら、ひっこみ。

月間一覧