＠牛込神楽坂 theatre iwato(2009/8/26-9/2 10ステージ)
http://www.theatre-iwato.com/
前売3700円 当日3900円 学生3000円
作・演出：前川麻子(ブログ) 照明：千田実(CHDA OFFICE) 音楽：渡辺禎史
舞台監督：森下紀彦 演出助手：小形知巳 イラスト：木霊 宣伝美術：木曽慎一郎
制作：吉田重幸、畑中由紀子 プロデューサー：龍昇 企画製作：龍昇企画
助成：日本芸術文化振興会・舞台芸術振興事業
出演：
龍昇 ：平井家長男・昇司(ショウジ 55)
ー ：同 次男・将司(マサシ 53)
山本政保 ：同 三男・勝也(カツヤ 51)
ー ：同 四男・文太(43)
吉岡睦雄 ：同 五男・欽也(キンヤ 33)
ー ：父 藤次郎（トウジロウ 鬼籍）
小林千里 ：藤次郎の後妻・智子(サトコ 56)
津田牧子 ：藤次郎と智子の娘・敦子（アツコ 19)
吉田重幸 ：敦子の夫、昇司たちの幼なじみ・福田善男(フクダヨシオ 56)
渡辺真起子：下山家の娘・由美子（ユミコ41)
轟聡子 ：由美子の双子の姉・希美子(キミコ 41)
ミカ・カーティス ：母・敏子(トシコ 56)
沖田乱 ：文太の友人・遠藤満作（エンドウマンサク 45)
木村健三 ：由美子の元夫・木村研ニ（キムラケンジ 43)
栗原茂 ：<面影橋メモリアルセンター>式場進行係・栗原（クリハラ 40)
音楽：
ワイトロックベイビーズ 山中洋史(ギター、ウクレレ)＋フジッ子(パーカッション)
2009/8/26(水)曇 7:32-9:10PM(1'36)後方中央 客席ほぼ満員(70人)
客層：中年中心の大人客席。女性過半数。
客入れ：整理券配布、定時20分前開場、開場時30人弱。ひな壇に椅子7列。空席誘導
積極的。折り込みチラシ少々。パンフ A4 3ページ。長めの挨拶、配役、スタッフ。
次回公演。来年 2/24-28「風景の転生(仮)」＠theatre iwato 犬井邦益作。
11/27 前川麻子ヴォーカル ヤポンチカ＠渋谷Wasted Time 物販なし。
カーテンコール1回2分 ダンスつき。
今や小説家として知られる、前川麻子の昨年度七年ぶり公演の続編。シリーズ化が
進んでて、うれしい限りねこ。
舞台。凹を反転、手前に上がり框のある島舞台。赤のカーペットは式場由来らしい。
両脇階段から両舞台袖には、控えの役者達が待機。冒頭中央開口の「壁を破って」
入場後はほぼ常駐して、時々主舞台に巻き込まれ。下手奥にバンドの2人。こわした
「壁」はベンチに転用。
お話。問題中年児童な大人げないおっさんと、苦境慣れで割り切りよすぎの女達。
そんな、あちこちにいそうな、不出来な人達ばかりのモグラ町。今回は彼らが集う
結婚式のてんやわやを描いてく。
ゆる楽しい、苦笑系コメディの好作。前作とまったく同じ役者役柄、背景設定。
小説では当たり前だけど、舞台での完全シリーズ化は珍しいんじゃないかしらん。
今回だけでも大丈夫だけど、前作をみてると不在の人を想われたり、よけい楽しめる
ならではの趣向なり。
隠せない恋心と紙一重のスケベ心、不遇のおっちゃん達を実に活き活きと、キモ面白
く描く今回。芝居っ毛を感じさせない、造り込んだ巧みな素の表情と会話で、ゆるい
のに緊密なライブ空間となり。キャラ個々の素材の面白さ、アンサンブルを、微笑
(苦笑）しながら楽しむねこ。後半はスラップスティックなドタバタが過走、ほよよ
な、ありえへん展開。そんな中も、マイペース(乗り遅れる）なおっちゃん達がいて
愛情を感じるねこ。
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