＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2010/10/27-11/3 10ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売3500円 当日3700円 学生3000円
作・演出：前川麻子 舞台美術：井上正巳 照明：千田実（CHIDA OFFICE）
音響：渡辺禎史 舞台監督：杣谷昌洋 演出助手：小形知巳 イラスト：木霊
宣伝美術：植村慎一郎 ビデオ撮影：榎本敏郎 舞台写真：KEI+kay
制作：龍昇、吉田重幸、畑中由紀子音楽・演奏：熊坂義人＋スパン子
主催：龍昇企画 提携：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成：平成22年度文化芸術振興費補助金（芸術創造活動特別推進事業）
出演：
龍昇 ：平井家長男・昇司(ショウジ 56)
塩野谷正幸[流山児★事務所] ：同 次男・将司(マサシ 54)
山本政保 ：同 三男・勝也(カツヤ 52)
稲増文 ：同 四男・文太(44)
吉岡睦雄 ：同 五男・欽也(キンヤ 35)
ー ：父 藤次郎（トウジロウ 鬼籍）
小林千里[Ｕ・フィールド] ：藤次郎の後妻・智子(サトコ 57)
津田牧子 ：藤次郎と智子の娘・敦子（アツコ 20)
吉田重幸 ：敦子の夫、昇司たちの幼なじみ・福田善男(フクダヨシオ 57)
渡辺真起子：文太の元婚約者・下山由美子（ユミコ41)
ローザ桂木：由美子の双子の姉・希美子(キミコ 42)、看護師・中川、キオスクの桂木
ー ：母・敏子(トシコ 57)
音楽/演奏：
熊坂義人(コントラバス）、スパン子（アコーディオン、トイピアノ、ピアニカ）
2010/11/2(火)晴 7:33-9:25PM(1'50)中央中段 客席超満員(85?人)
客層：中年層中心、あと20歳代後半。男性過半数。
客入れ：整理番号配布、番号順呼び出し。ベンチ1、ひな壇にパイプ椅子5の通常
客席。サイドに席追加。下手側が見やすいと誘導。見晴らしの良い舞台なので
ちょっと寄ればＯＫ。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 3ページに人物紹介・相関図。
目を通した方がより楽しめ。次回公演。5/13-19「台所純情」＠SPACE早稲田 作演出：
前川麻子 物販。サントラCD 2000円だったかな。ほか著作本。
カーテンコール1回2分 振付付き。
前川麻子の久々演劇作品、シリーズ最終。
舞台。島舞台、上手に向かって八百屋な傾斜。周囲に役者が，時折食事したり共演も
する 控え椅子。下手に木箱ブロック、穴をくぐって舞台に出るな登場、劇中は自分
たちで箱を組んでセット設え。
お話。ぱっとしないモグラ町。五人兄弟は女運と金運がなく、お先真っ暗。腹違いの
妹からはいっそ清々しいと言われる始末。養母が怪我で入院、原因はアルツハイマー
というが生来のボケキャラで区別がつかない。さらに、前作のだめになった女性関係
で（男どもは）バタバタしたりもするが、なんとかかんとか。済んでいる都営住宅を
立ち退こうかというところで終い。
ダメ人間こそ面白いな、脱力苦笑系の快作。ぼそぼそと早口語りの台詞回し、とこ
どこに笑いを仕込みバカ小爆発させて、飽きさせず。力は抜けているが、怪しい性行
はたっぷりの兄弟達がとりわけ面白く。軽犯罪が趣味の元郵便局員役・山本のにやけ
笑いでの不謹慎ぶりが○。困ったダメな人達も、それはそれで一家言もち、どっこい
生きいく様が「むしろ」清々しく思えるねこ。
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