[前頁] [ホーム] [一覧] [次頁]

 燐光群「アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ」

 @吉祥寺 吉祥寺シアター(2010/2/6-16 14ステージ)
 http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
 全指定(当日座席指定引換)一般前売3600円 ペア6600円 当日4000円
 大学・専門学校生3000円 高校生以下2000円 アルテ友の会会員料金 3240円

 作:ダグ・ライト 訳:常田景子 演出:坂手洋二 美術:島次郎
 照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所) 音響:島猛(ステージオフィス)
 衣裳:宮本宣子 振付協力:矢内原美邦[ニブロール] 舞台監督:森下紀彦
 演出助手:武山尚史 宣伝意匠:高崎勝也 文芸助手:久保志乃ぶ、清水弥生
 Company Staff:安仁屋美峰、大西孝洋、国光千世、向井孝成、宮島千栄、
 村松みさき、秋葉ヨリエ、内海常葉 制作:古元道広、近藤順子
 主催:燐光群、(有)グッドフェローズ (財)武蔵野文化事業団
 平成21年度文化芸術振興費補助金(芸術創造活動特別推進事業)

 出演:
 川中健次郎:シャーロッテの影、シャーロッテフォンマールスドルフ
 猪熊恒和 :シャーロッテの影、ダグライト、アルフレッドキルシュナー
 杉山英之 :シャーロッテの影、ジョンマークス、シュタージ職員、SS司令官、
              刑務所職員、その男、看守
 中山マリ :シャーロッテの影、ディーターヨルゲンセン、彼女
 鴨川てんし:シャーロッテの影、ベルフェルデ、ジギーフルス、文部大臣、モリス
 樋尾麻衣子:シャーロッテの影、ミンナマーリッヒ
 松岡洋子 :シャーロッテの影、ルイーゼおばさん、ブリギッテクレンシュ
 伊勢谷能宣:シャーロッテの影、若いシャーロッテ、クライヴトゥインブリー
 西川大輔 :シャーロッテの影、アメリカ兵、ヨーゼフルディガー、タイスケヤマグチ
 鈴木陽介 :シャーロッテの影、SS将校、デイヴ、キャスター、マークフィンリー、
              ネオナチ1
 矢部久美了:シャーロッテの影、看護婦、プラディープガスパ
 渡辺文香 :シャーロッテの影、犬のニッパー、ウルリケリプトシュ、シャーリーブラッカー
 横山展子 :シャーロッテの影、税関職員、フランソワガルニエ
 桐畑理佳 :シャーロッテの影、アンティークディーラー
 根兵さやか:シャーロッテの影、若いロター
 橋本浩明 :シャーロッテの影、若い男、マルクスカウフマン、カールヘニング、
              ネオナチ2

 2010/2/16(火)曇 2:08-3:40PM(1'31)1F長辺後方より 客席7割(120?人)
 客層:中高年中心、男女半々。
 客入れ:開場開演定時20分前、一人づつ案内され。クラブかレストランの体で丸テー
 ブル2列(18)、各椅子が前後2づつ。さらに壁際30、2Fバルコニーに50?ほど。
 今回1Fはほぼ満員。2Fは空き多数。折り込みチラシ多め。パンフ A4 3ページ。作家
 と演出家あいさつ、配役、スタッフ、予定。5〜6月 イギリス最新戯曲@スズナリ
 ほか。物販。戯曲本など。カーテンコール1回1分。

 米国作家作品。2004年ピューリッツアー賞、トニー賞受賞。

 舞台。タテヨコ違え、横方向に舞台を置き。舞台には円筒のエジソン型蓄音機。
 2面に緑色テーブルと椅子の客席を置き、キャバレースタイル。テーブルの上には
 主人公10才・無為な少年時期の写真。動物園の虎を抱えて微笑んでいるもの。

 お話。戦前から戦後にかけ、旧東ドイツで暮らした同性愛者で異性装者の独白。
 実在のモデルとなった人物のインタビューをもとにしたとか。異端嗜好の物達が
 集うアンダーグランドなサロンを見立てた劇場趣向、ナチズムらドイツ史を重ねて
 描いていく。

 1役16人とも、16人1役とも、多彩な人物伝。一人芝居で上演されたオリジナルを16人
 の群像劇にしたとか。珍しい性癖も純粋な男を巡る、政府と男女。争いを嫌うゲイと
 対戦を辞さない逞しいレズビアン。反体制に協力する主人公へ迫るナチや秘密警察。
 折々に一面では捉えらえない人、時代の顔を浮かばせて、興味深くみるねこ。

[月間一覧