＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2011/2/9-13 8ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売2500円 当日2800円 高校生割引2000円(前売・当日共)
脚本・演出：三浦直之
照明：工藤雅弘(Fantasista?ish.) 音響：池田野歩 衣裳：藤谷香子(快快)
舞台監督：鳥養友美 宣伝美術：玉利樹貴 制作助手：幡野萌 制作：坂本もも
企画制作：ロロ、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
亀島一徳[ロロ] ：金田ミラクル男（ぽつねんと語る男子）
多賀麻美 ：桐野真琴(まこと。女子高生。金田を気に掛ける 男勝り)
望月綾乃[ロロ] ：雨宮一穂（いちほ。女子高生。クールな女子)
山崎明日香 ：榎本春香(女子高生？。体臭がない、その匂いを探す。)
青木宏幸[ヘッドクリエイティブ]：博士博士 博士（発明家）
篠崎大悟[ロロ] ：秋冬モデル（アンドロイド。言葉を集める）
板橋駿谷 ：藤堂志郎丸(博士から仕事をもらう。マッチョ)
森本華 ：合成獣 せつなさ（女子高生。博士自身とその改造に憤り）
2011/02/9(水)曇 7:36-9:12PM(1'36)中央後方 客席超満員(80人)
客層：野郎ばっかり、20-30歳代中心に男性7，8割。
客入れ：劇場内外は鳥の絵で一杯。ロビーにはポスター絵画織り交ぜ。劇中使う羽毛
のアレルギーの人のため、マスク用意。それほどでもないような、それより乾燥する
のでマスクはありがたし。劇場の縦横を替えたウナギの寝床舞台。桟敷、ひな壇に
椅子4列。後方か、斜にみるのが見易し。荷物預かり積極的。折り込みチラシ厚め。
パンフ A5 3ページ。一言挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。短編ショーケース
2公演、本公演は来年2/5-13。物販未確認。 カーテンコール1回。
2009年旗揚げの若手劇団。王子小劇場の演劇祭で受賞歴あり。
舞台。蜂の巣型敷板がいくつか。劇中組み合わせて地面つくり。芝生、銀盤など種類
あり。
お話。いくつかの出会いの物語が併走、交錯。女子との出会い(恋愛未満)を語る引き
こもり男子。体臭を探す？女子に加勢し、冒険の旅にでる女子高生達。言葉を集める
無為なアンドロイドと教育するマッチョ、発明した博士。
木をみて森をみず、底がみえずらいのに戸惑いねこ。口火を切る金田青年の孤独の
裏返し、妄想世界かな、痛いなとか思いつ、うーみ。がちゃがちゃとした細部は
奇天烈なアイデア一杯。言った者勝ちと、言葉を信じて針小棒大・ファンタジーが
間欠。安くて薄いけど、スナック菓子つまみ食いみたいな，楽しさあり。女優が結構
かわい目なのも相乗。もっと、妄想を持続継続発展させたらとの物足りなさは随時
あり。
そんな自由なバラエティの中、どうしようもないやるせなさ、個々のコンプレックス
がぽつぽつ浮上、にわか雨と心にお湿り。また折折にクラシック切な系名曲＋エロ
ティック・コンタクト場面を挿入して、芳醇な香り添え。なかなか美味しいのだけど
、全体物語より見せたいシーン主張なのかしらねえ。
[月間一覧］