＠下北沢 ザ・スズナリ（2021/06/25-07/11 ステージ）
全指定 通し/セット 一般 前売4500円 当日5000円 U-25／学生2000円
高校生以下1000円 A／B 一般前売3000円 ペア前売5400円 一般当日3300円
U-25／学生1000円 高校生以下500円
プレビュー 一律2500円 2回目割引 一般2000円
作：別役実 演出：坂手洋二
照明：竹林功（龍前正夫舞台照明研究所） 音響：島猛（ステージオフィス）
舞台監督：森下紀彦 美術：じょん万次郎 衣裳：小林巨和 擬闘：山村秀勝
演出助手：城田美樹 進行助手：中山美里 ドラマターグ：大江祥彦
文芸助手：清水弥生 久保志乃ぶ 舞台収録・写真撮影：姫田蘭
宣伝意匠：高崎勝也 協力：浅井企画、文学座 制作：古元道広、加藤七穂
制作補佐：近藤順子 Company Staff：中山マリ、桐畑理佳、田中結佳、宗像祥子、
鈴木陽介、宮島千栄、内海常葉、秋葉ヨリエ 主催：有限会社グッドフェローズ
出演：
「いかけしごむ」
鬼頭典子[文学座]
荻野貴継
猪熊恒和
「眠っちゃいけない子守歌」
さとうこうじ
大西孝洋
「舞え舞えかたつむり」
鴨川てんし
石井ひとみ、川中健次郎、猪熊恒和、杉山英之、樋尾麻衣子、武山尚史、
町田敬介 西村順子
「この道はいつか来た道」
間宮啓行
円城寺あや
2021/07/11(日)曇／雷雨 1:02-4:47PM(1'47/休15/1'42)中段中央 客席満員(130？人)
客層：2世代、ベテラン中心。男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。コロナ禍前の通常客席。最前列桟敷。
当日パンフ A4 3ページ。カーテンコール 2作品毎1回。
別役実4作品連続上演。
舞台。下手手前に電信柱。ほか調度、美術を持ちこみ式。
「いかけしごむ」
舞台。下手、座るの禁止の掲示とベンチ。上手に易者机。
お話。イカで消しゴムを創る発明をした男は、暗殺団に命を狙われている。
「リアリズム」を唱える女は、男すら知らない事実と向き合う。
理不尽な仕打ちが恐面白いナンセンスコメディ。夢幻でもなく、笑い前面でもない
ニュートラルな演出で、イロイロ感じ取れるのがいい。鬼頭さんのクールな声がいい。
「眠っちゃいけない子守歌」
舞台。居間、テーブル、食器棚。黒電話とラジカセ。
お話。いろんなことを忘れた、忘れたことも忘れた老人の部屋に、「話し相手」の
男がやってくる。
キャラクタと対話の面白さ、劇的な謎めき。「世界」と対決する！？。その先の
想いもよらぬ、切ない展望に胸打たれるねこ。
「舞え舞えかたつむり」
舞台。緋毛氈、ひな飾り。
お話。ひな祭りに興じる女性。よもやバラバラ殺人事件の捜査が始まると思えないが。
2人芝居を9人へ拡張、台詞はカットせず、テキレジしたとか。異様も華やかな絵面が
面白い。鴨川てんし演じる中が娘？の老婆？が強烈。どこにも行けない哀切感、
切々と。
「この道はいつか来た道」
お話。ホームレスらしい男女。コミカルなやりとりを交わすもやがて哀しき道行に。
人生の終わりに2人が選択したモノとは。
眠っちゃいけない…と同じく、切ない雪が降る場景。うわつらの言葉だけでない、
2人が交わした温もりが伝わるかのよう。しみじみ沁みるねこ。
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