双数姉妹「トラヴェロ−再見−」
＠早大 大隈講堂裏テント
作・演出：小池竹見
93/7/17(土)7:30-9:00 雨 １列中央
オルフェウスの悲劇。でも、失うことは始まりでもある。
ビニ−ルがあったので、最前列に座っちゃう。期待違わず。正解。
昔、ＺＺが、ＴＯＰＳでやった公演を思い出す趣向。いいぞ。
息を止めること＝闇＝冥府。連れ戻そうとするのは、過去の恋人、子供の時間、
思い出の景色と時間、そして自分自身。迷宮の出口をさがす男女達。
彼らは、振り返りなくしてしまう。これでお終い？。救いはないの？。
タイムキ−パ−が、浮かんだオトコを固唾を飲んで見る。再生、出口＝希望の
明かりを、予感させるラストに、それを感じて安堵。
そしてこれは、冥府とこの世＝舞台と現実を結んだ、ディオニュソスのお話し
でもあるのでしょうか。
舞台上の役者と糸でつないで、心の声をやるやつ。大笑い。山の手以来の
ヒット。役者は、ナベさんやった明星真由美のふてぶてしい感じ、◎。
今林久弥も同様に、◎。全体きちんとしてて、変なやつがいないのが、残念。
期待して、次回作を待ちたい。
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