青年団「東京ノート」
＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場
作・演出：平田オリザ
1994/5/20(金)7:35-9:05PM 晴れ 満員
懸念を表出。隠されたものが浮かぶ。より強い訴え。簡素だけど細やかな台詞。
お話し。とある私設美術館のロビー。絵を見に上京してきた女性と姉妹。
恋人達。友達。絵を寄贈に来た女性と弁護士。学芸員。の行きかい。
いつもの荒立つことのない静かなスタイル。違うのは「しかけ」の多さ。
日常と今の時代の素顔がより前面に。劇中の絵画論、「見たいもの、見せたい
ものに光を当てる」は、なるほどこの芝居。
ラストは心動かされる。行き場のない義理の妹と気遣う姉。思いやり交わされる
二人の視線と言葉。余韻の残る切ない幕切れ。
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