自転車キンクリーツカンパニープロデュース「ポルカ」
＠新宿・THEATER TOPS（1996/2/28-3/20 26ステージ）椅子席3800ベンチ3500
構成：鈴木裕美、鈴木勝秀、飯島早苗、志田英邦 演出：鈴木裕美
脚本：鈴木勝秀 飯島早苗（志田英邦）
出演：大石継太、樋渡真司、久松信美、柳岡香里、小野みゆき
1996/3/2(土)7:00-9:00?PM 晴 最前列より 客席満員（200）
舞台。黒色コルク状床。黒鉄パイプ椅子。三方壁はモザイクガラスに薄明かり
奥には階上への階段、扉。と階下への扉。黒基調ザズゥみたい空間。
お話。出会った人の関連性が連鎖する、東京ラブストーリー。構成は5つのオ
ムニバス。コインランドリーでであった女と男（銀行員）。不正した銀行員と
同僚とか。人物A+B->B+C->C+Dてな具合で関連。最後は最初に戻る大団円。
本は上記二人で変わりばんこみたい。特に最初と最後は、鈴勝さん色ありあり
ハードな雰囲気は、ジテキンとは思えません。
偶然の出来事や言葉がきっかけで心が動く。その道具立てが、さりげで巧み。
例えば、２話の将棋手「にふ」。人物達の犯罪性、抜けだそうと禁じ手をだし
た男の行く末の暗さとか。いろいろ想起の面白さ。
登場人物の揺れる心を丹念に描いてるの○。そのせいか、告白調。台詞多い
のはしかたないか。視線の交差はまっすぐで○。不安、意志の力、勇気が
感じられて好感。ジテキン流にメリハリ演技の後、ふと素に戻った表情も好き。
しんみり親近感ねこ。
役者。大石さん。いっそう真摯に感じられて○。久松さん。大仰演技でも暑く
るしくなく、切れ味良し。小野さん。足長い、背が高くてかっこいい。まっすぐ
な視線、どこか不器用そうなとこ、素朴に好感。
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