JIS企画「チュニジアの歌姫」
＠下北沢・本多劇場 (1997/1/19-2/2 19ステージ)全指定前売り4000当日4300
作・演出：竹内銃一郎
出演：佐野史郎、益岡徹、菅野美穂、広岡由里子、伊籐正之、谷川昭一郎、
河内桃子
1997/1/26(日)晴れ 7:00ｰ9:10PM 中段より 客席超満員(390＋補助40?)
客層：とりどり。いつもよか、20歳代の野郎多め。菅野さんを双眼鏡で観てる
男性あり。なるほど。おばさんも多めかな。
客入れ：カメラチェックあり。アイドルだもんね。本多じゃ珍しく荷物預かりあり。
かさばる冬ですから、ありがたし。
舞台。なるほど、クレーの絵のような、教会、宮殿？な壁。モザイクな淡色が
綺麗。中央に大扉。後ろにはシュールな木々の絵木立。中央にはソファ、上手
に湾曲階段。全体、つくりものじみた装置。
お話。往年の映画女優のもと、出演交渉に現れた若き映画監督。うろんに思い
ながら、監督を愛し始める女優。女優の娘、主治医の三角関係やらが絡んで。
お話は単純。けど、捻りつうか嘘っぽさあれこれで面白し。監督の男の得体し
れなさ：大仰な演技、純情さそうで計算高くていて、いい加減なとこ。ありがち愛
：欺かれて芽生える、監督と女優の関係。堅物の娘が：怪しい男に惹かれるとこ。
とか。脇役の挿話まで、ご都合な展開、芝居。なんか胡散臭くて○。
嘘の世界のが面白く、魅力的。平々凡々な日常のがホントなのにつまんない。
ため息まじりに日常のたまらなさを吐く場面。浮ついた流れの中、リアルさあり。
感情移入ねこ。
役者。メイド役：広岡由里子（東京乾電池）。孤高は言い過ぎかな存在感が◎
独特なおかしみと孤独感ありと今回も思うねこ。菅野美穂。演技ぎこちないけど
、堅物キャラにはあってる。それよか、いらいらの念波が感じられるようなあり
ようが◎。佐野史郎。とらえどこない感じがなんとも。
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