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 劇団3○○第31回公演 「ガーデン 〜空の海、風の国〜」

 @新宿・紀伊國屋サザンシアター (1998/10/23-11/2 15ステージ) 
 全指定前売4000当日4400 
 作・演出:渡辺えり子 美術:和田兵介 
 出演:渡辺えり子、白石禎、武発史郎、遠藤靖、内野智、いしいすみこ、
 大谷桃子、杉嶋美智子、土屋良太、樋口浩二、溝上朗生、遊上良子、友寄有司、
 久保内亜紀、黒田裕久 他全27名

 1997/10/26(日)晴れ 7:00-9:00PM 前方から 客席8割(400人)
 客層:20〜30才代中心に老若男女。女性過半数。
 客入れ:当日券は開演間際でもOK。前売5割しか売れてないとのこと。配券ミス
 かしら。もったいない。当日窓口で伝聞のことをいえば、前売り扱いとのこと。

 舞台。鬱蒼とした森、巨木の大きなむろの中のよう。昨今ない、ファンタジーし
 てる嬉しいつくりこんだ造形。上手に天井までの巨木。中央から両端に渡り、そ
 の根?が洞穴状に。下手の一部は井戸の形。

 お話。気がついたらここに。これは私の夢なの?。死んでいるという私は今こう
 してここにいるのに。なにものでも無い・彷徨う少女「七生」。原始から主婦だった
  、迷うことなく時をかけるおばさん田中(渡辺)。2人が時空を越えて交差
 する、生かされているという運命を負いながら、生きようと自発する生の物語。

 パラレル空間が重なり合い、侵食変化する物語。不思議な演劇な展開が楽しい。
 野田秀樹+夢の遊眠社なきあと、3○○がこんな夢見る演劇を続けてくれてるの
 が嬉しいねこ。よくわかんないけどね。生きて行くこと:自分自身を物語ることを
  俯瞰してクールに、近づいて熱をもって描く。生命?の木に自ら水を与える少女、
  猪突猛進のおばさん、みな生きようとする意志の強さあり。今回、渡辺さん
 出ずっぱり、4役早変わりで元気いっぱい。物語そのままの活力を感じさせてく
 れて◎。やんやと盛り上げる客席はまるで舞台の一部のようね。