ラフカット'97
＠新宿・スペースゼロ (1997/10/29-11/2 6ステージ) 全指定 前売り当日3200
1997/11/1(土)晴れ 2:05-5:00PM(休憩10) 後方から 客席9割(500人)
客層：20才代中心。父兄親類縁者？なおじさんおばさんも結構。女性過半数。
客入れ：当日券開演１時間前から。今日は間際でもＯＫ。
４人の作家競演オムニバス＋若手役者参加の恒例公演。演出に鈴木裕美を迎えて
の今年。味わいとりどり。飯島早苗と松尾スズキ作品が同居してる自体そんな感
じ。よくわかんない構成。
気に入ったの。４話松尾スズキのホン、２話桑原裕子の気安そうで律儀な演技、
３話生方和代の強すぎ押し出し。４話は台詞の面白さと深さ。ちんこはどこへい
ってどこへ行くのか、なんて哲学ギャグも○。撃たれ、麻薬にけいれんする女が
幻視する、白いドレスのイメージは醜くて美しい。演出は器用に松尾世界。でも
役者とも甘さなまどろこしさ感じたねこ。２話は妙な関係性の面白さ。恋未満な
思いのほのめかしも隠し味で○。桑原裕子さん、今回の役者さんで一番印象に
残る。もっといろんな舞台で観たいねこ。１，３話はみてきた風でいまいち。１話
は長い(50分）し読めるし。３話はガス屋なネタの絡みがもっとほしいねこ。
役者さん。声量はあるのに発音？で台詞が良く聞き取れない人、結構あり。
もったいないと思ったねこ。
１「サンライズサンセット」作：橋口亮輔 演出：鈴木裕美
出演：青木豪、内田健介、末吉俊規、山中聡、、杉山文雄、新田由加里
川崎桜、岸健太郎、小松田昭子、千葉綾乃
、中野英樹、藤本喜久子
舞台：事務所。上手ソファ、下手机、キャビネット。ごちゃごちゃ。
お話：火の車のＶシネ事務所のばたばた、青春の光と影もあるよ。
２「７７６」 作・演出：堤泰之
出演：桑原裕子、後閑靖彦、松井基展、吉田ばんせい、保坂恵麻
舞台：自転車８台横置き駐輪。走れ回っても不自然じゃない舞台の広さかな。
お話：パチンコ屋女店員は見ていたな一部始終。ちょっと触れあってすれ違い。
２「日曜日はうっとうしい」作：飯島早苗 演出：鈴木裕美
出演：佐藤二朗、生方和代、市川英実、加藤裕、川本一郎、井上美穂、打越由華
舞台：チェックのテーブルクロス。小さな幸せマンション。
お話：わかってほしい妻わかってない夫。これからのカップル。火にガスなガス屋
３「洞海湾」 作；松尾スズキ 演出；堤泰之
出演；山崎和如、荒川良友、岩波クグル、井上唯我、金子あい、植田裕一
河田裕美、高田智之、杉村智子、野呂彰夫
舞台：デカ目窓、うらぶれスナック、ファッションヘルス併設。
お話：牛耳る（ヤ）に蹂躙ママ、音痴の歌手志望女、夢見ながら墜ちる人達。
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