じんのひろあきの秘密基地 ANIMEX presentation VOL.0「宇宙(そら)へ」
＠THEATER/TOPS (1999/1/27-31 6ステージ)
指定前売り当日2800 自由前売り2500当日2800
総監督、脚本、演出：じんのひろあき 照明：塩見由布ほか 音響：前田規寛
オープニングエンディングテーマ：近藤秀将 舞台美術：瀧本武ほか
宇宙船製作：じんのひろあき 舞台監督：小松充
宣伝美術：日南田淳子 制作：家入知子ほか
出演：塚本拓弥、梶川達也、齋藤武志、菅野臣太朗、橋本誉之、稲月優、
今平有紀、亀谷さやか、こいけあや、清水美由紀、渡辺浩子
ナレーション：鈴置洋孝
1999/1/30(土)晴れ 7:05-8:45pm(1'40) 中段より 客席満員(150人)
客層：20-30才代中心。小劇場で見かけない、オタク類型な人がいてほよよ。
客入れ：当日券は最後尾のベンチ。自由席は最前２列と上手サイド。キャンセル
か指定席にありつきねこ。開演前にノンビジュアルドラマ「ネオン」（女性型アン
ドロイドとその製作者の逃避行物語）を流し。販売中とのこと。
アニメ、マンガを原作に、アニメな手法を盛りこんで上演するという、じんのひろ
あき新ユニット、プレ公演。アキラ、ガンダムの劇化（といっても人間ドラマでし
ょうけど）予定とか。故・十六夜社にて上演された「let it be」の改題作なそう。
舞台。中央がすり鉢状、ＣＲＴのカバーを客席側に向けた操作卓。後方上側に
船首、操縦席内をみせた宇宙船。
お話。日本初の有人宇宙船が、原因不明の事故で地球に落下しはじめる。対応
するすべなし。乗務員と指揮官、妻の葛藤を交え、危機回避に奮闘するドラマを
描く。
もひとつ。期待しすぎたか、ねこ。ワンシチュエーションな展開、後半ストレートに
駆け抜ける。途中、おとぼけなやり取りをまじえ、そちらもサービス。役者が直球、
1人怒鳴りしがち、相互バトルには至らず印象。どうしようもない哀しみ、悔しさの
中、不屈の意志な裏側も覗かせてほしかったねこ。ストレートの力強さはわかる
けど、もっと伏線ちりばめ、拾って畳みかける面白さがほしい。煤で前が見えない
パイロットが操作など、感だけで成功じゃ寂しい。じんのさんなら、もっと捻りを
いれられそうだけど。
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