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 ジョビジョバ「Heavy Smoke Monkeys」

 @青海 Zepp Tokyo(2001/8/3-12 12ステージ)
 http://www.zepp.co.jp/tokyo/
 全指定 前売り当日とも 5250円(当日券は前日に電話予約)

 構成・演出:児島雄一  舞台監督:仁藤智浩 舞台美術:佐々木記貴[美学舎]
 照明:福士幸生ほか 音響:半田充ほか 映像:小池伊織ほか
 衣装:村上晴美ほか 宣伝デザイン:米持洋介ほか
 制作:牛山雄一ほか プロデュース:加地綾子 主催:フジテレビジョン
 製作:フジテレビジョン、YELLOW JAP
 出演:
 ジョビジョバ;マギー、石倉力、木下明水、坂田聡、長谷川朝晴、六角慎司
 
 2001/8/5(日)曇り 2:05-3:50?PM(1'50) 最後尾より 客席満員(2700人) 
 客層:10〜20才代前半中心、学生ぽい、若いな、な感じ。時々中年層。
 客入れ:長い列をつくるもちゃきちゃき入場。カメラチェックあり、ダフ屋数人。
 トイレややしょぼく、ロフト雰囲気。客席後方にドリンクカウンタ、戸外の自販機に
 不足はないので、アルコール用途?。平床の広いスペース。30列目でも
 思ってたより舞台近し。前側に座高高の人がこなければ、まあ大丈夫。
 折り込みパンフ。B5 4ページ。久々のライブ(動員3万5千)、たばこを
 コンセプトにした今回のコント集のこと。小劇場でやってたときとかわんない
 学生ぽい乗りの挨拶文にふーん。物販。パンフ。レコードジャケサイズ
 (2500円) オールカラー。Tシャツ(2500円)、タオル、オリジナルカードゲーム。

 三年ぶりくらいにみるねこ。TV人気故か、動員10倍?増なライブ会場公演。
 舞台。高い壁の町並み背景。調度は持ち込み式。上手に大プロジェクタ。
 ねたの合間に彼らの映像投影。

 お話。たばこのある時間、場所でなんとな繋がったコントオムニバス。詳細は下記
 参照。

   そこそこおもしろい、わかりやすく安心して楽しめねこ。TVの彼らを見たことない
 ねこ。舞台の印象は三年前と同じ。べたなキャラギャグ、ドリフなどたばた、どっき
 りカメラな一捻り。ちとゆるめで学生っぽい、そのラフさやんちゃさがいい感じな
 ちと元気なく、守りにまとまった巧さは△。さらっとしたけど、その分薄いというか
 畳みかけ系ギャグとか、もっと破天荒にばかしても、わけわかんなくてもいいのに、
 とか思うねこ

 役者。相変わらずキャラ。マギー、達者。彼くらい、余裕で遊んでくれるといいのに。

 今日のねた(ねたばれ注意。小ねた多く、概要のみを記載ねこ)
・客入れ 渋い声(大杉連)で注意。どうか…ください。変な声で笑わないでください
 、みつけたら周りから注意してください、に笑い。

・禁煙セミナー。ロビーで最後の一服をする人たち。エリートの証、なにをかなさんと
 して、妻が妊娠中と理由はさまざま。先生(マギー)がテーマ曲とともに登場。
 黒いレザーのズボン、裸につりベルト、軍隊帽。なにもんだ雰囲気。お前達はくずだ
 、よばわり。セミナーの開始。

・迷子になっている男。曲がるべき、たばこ屋の角を探している。道を聞く通行人は変
 なひとばかり。自信たっぷり、けどしらない奴、私がたばこ屋、ここが角といいだす
 奴、名前がたばこの屋の角ですという奴。腰が低いうそつきな奴。たばこの煙にまか
 れるように、曖昧もうろうとしてくる迷子の男。ゴロワーズというたばこを吸った
 ことがあるかい、とたばこを吸う一団に囲まれたり。気がついてみれば、お笑い芸人
 としてライブで活躍。いつしか、ヒットマンにねらわれる身に。頭がエレクトリカル
 した一人パレードとなった自分は、8ビートで逃げるのだった。
 
・ユニバーサルスタジオジャパンで遊んでる二人組。お兄さん、バックドラフトあるよ
 、遊んでいかない?。200円ぽっきりとおじさん。安すぎ。でも誘われちゃう。
 いらっしゃい、とまるで居酒屋。雑誌と違うなあと訝りながら入店。おじさん三人が
 しょぼくウェルカム。揃えろよ、三人とも練習をしていないのが明らか。おまけに
 一人はやけに挑戦的で態度悪いし。しょぼいツアーは、そんな感じの学芸会芝居
 未満でおしまい。記念撮影、バックドラフトな火を演出したライターを売ろうと
 するし。プレゼントとちゃうんか。カーテンコール。作演出のマギー登場。真っ赤な
 衣装でセンター、そこのバックダンスだけはきっちり練習しているおじさん達。
 
・母親に先立たれて一人の父親(石倉)を迎える息子。一時の逗留と思っていた嫁は
 ずっと家にいるときいて、びっくり。表面(つら)はいいが、夫のまえでは糞味噌に
 夫をけなす妻。その間で居場所がない父親。たばこをぷ〜。
 
・超エリート高校。なんとか滑り込んだものの不安なマギー。声をかけてきたのは、
 西のアインシュタインと呼ばれる男。仲良しに。続々と超天才学生がやってきて、
 マギー興奮。三択の女王。256人の家庭教師をもつ金持ち息子。恐山の知恵袋と
 呼ばれ、偉人を憑依させてテストを乗り切る男。ロシアからきた人工知能をもつ男。
 狼に育てられながら、10歳で大学の教科はすべて終えたという、独学流正宗な男。
 一同、火花を散らしながら、勝負!!。じゃあ、歴史上の人物のしりとりで。
 なんか名前がすぐでないし、しりとりにもなっていない。お前ら、馬鹿!?。
 
・バス停でならんで待つ人々。少し離れたところに灰皿。吸い殻をすてようと、すこし
 離れると列をつめられちゃう。抜けないようにめいっぱい足を延ばすけど…。
 
・シカゴのアンタッチャブルなマフィア達。兄貴分が死んだ後のなわばりでもめてる。
 中立の対場の弁護士は、抗争だけは避けてよと釘さし。カードで決めることに。
 それも、いかさまができないよう、新しいカードゲームで。ルールからきめていく
 彼ら。よくわかんねー、あたりまえ。それはこれから決めること。全然前に進まない。
 すぐ拳銃をだしては一足即発、おだやかではない。ルールも巧く決まらず、どっち
 でもいいとかいう奴も。みんなできめてるんだから、どっちでもいいはやめようよ、
 ごめんね、となんかのサークルのもめ事ですか?。トーク中心にしたほうが家族に
  愛されるぞとか、助言ももらったりもして。
  
・なんかチャゲアスにもりあがってるライブ。相棒から秘密のプレゼントがある、
 あなたの大好きな人。乗りがいい相方、誰だろう、聞いて悶絶。伝説のフォーク歌手
 ・チャーリ鳥羽。もりあげつ、登場は場違いにディープで暗い雰囲気の男。いえーい
 と盛り上げるけど、だから違うでしょな暗黒面。ないないづくしの歌。やるきがない
 ♪と。とほほ。
 
・煙たいといわれる男。頭から煙がもくもく。

・家の前にはへんな男(坂田)。娘をつけまわしているストーカー。紀子さんのために
 がんばります、って、ただ迷惑なだけ。父親はなんとか追い返そうとするが、のら
 くらと居残り。やっぱ、すっきゃねん、と勝手に歌を歌い出す始末。終いには、
 しゅんと弱気になるので、思わず父親はげましてしまったり。タフマン飲めとか。
 ほんとに元気になるから、始末が悪い。
 
・禁煙セミナー。なんかおかしい。たばこは毒だと、ぶつぶつ強迫観念のようにいい
 続ける聴講生。おかしい、彼らの目を覚まそうと必死の元フリーター。もう三ヶ月に
 なる、泊まり掛けの禁煙セミナーなんて聞いたことがない。これは監禁だ、目隠し
 して船にのせられたし。ここはいったいどこなんだ。胡散臭い先生のこととなると、
 侮辱するなと称える仲間達。先生登場。また派手なテーマ音楽付きで。こんなマイ
 ンドコントロールまがいのことをして、どういうつもりだ。詰め寄ると、これしか
 (禁煙の)方法を思いつかなかったんだ(どーん)と先生。なんかもう。たばこを
 吸うと痙攣する、幻覚をみるように改造した。頭にチップを埋め込んである。吸うく
 らいなら舌をかみ切る。なんでそこまでするのか。ここは潜水艦、外にでることは
 できない、新しい独立国家をつくるのだ。だって、それしか(禁煙の)方法を思い
 つかなかったんだ。おいおい。
 
・カフェでくつろぐ老人達。粋なマイムとおもいきや、馬鹿ダンス。あきれちゃう。

・昭和20,30年代。子供達は駄菓子屋へ。寂しい子供達とおばあちゃんのドリフな
 やりとり。おばあちゃんのこと、わすれない。駄菓子屋が左右にわれると武田鉄也、
 お袋の歌を歌いながら登場。三年B組のこととかいいながら。
 
・親子で銀行強盗。その二時間前。母親はいい年した息子をまるで子供あつかい。マザ
 コン息子も煙たがりつつ、悪い気はしない様子。せいろ丸忘れないで、って、銀行
 強盗へいくんだからママ。それに連れていかないよ、銀行強盗。お父さんにみつかる
 と怒られるし。結局、父親にも許してもらい、両親付き添いで銀行強盗。
 
・スクールウォーズ、泣き虫先生の七年戦争。勝てるわけがない試合、なんとかしよう
 と熱いラグビー部の先生。でも結局、感動シーンがやりたかっただけ?。
 
・一人パレード男。パレードは続くのだった。

・小料理屋「北の蛍」。女将さん(マギー)と渋い板前(石倉)の二人。今日はもう
 お店おしまい。思わず女将は、背中から板前に抱きついてしまう。馬鹿だよ、わたし
 は、お前さんもね。自分の過去を語らない板前。はなしておくれよぉ。やくざもので
 ございました、話すと長くなりますよ。鳩時計(木下)がくるっくーと時を告げる間
 に、すっかり盛り上がってしまう二人。いえーいな勢いで。鳩時計、暗転。女将も
 告白、いかした旦那だったよお、だめだったねえ。鳩時計、暗転、鳩にもポリシーが
 ありますからと、語るのは鳩時計の鳩、聞き入る二人。
 
・父親を預けるかで、兄弟話し合い。拒絶以外にない兄に弟は憤り。義姉から聞く、
 事情がわからない訳でなく。困りはて、老人ホームへでも。その間、父親は知り合っ
 たばかりの景気が悪い豆腐売りに、いい場所へと案内される。道々に話。家族がいる
 だけ幸せなんですかねえ、とか。
 
・訳もなくどきどきしている二人。無意味な行動の数々。訳もなく、いらいらしている
 二人。たばこに火がつかない、いらいら。猪木のまね、なごみ系アイドルの写真を
 みても×。それぞれにじたばた止まらず。
 
・居場所がない父親は浜辺へつれてこられる。そこでは同じように寂しい人たちが
 たばこをぷかぷか。セミナーの受講生達が、居場所がない人にこそ、きてほしい場所
 があると誘い。そこは、たばこ屋の角を曲がって…。

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