Ｇ２プロデュース「おじいちゃんの夏」
＠渋谷 青山円形劇場 (2002/8/23-29 14ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定 前売り当日とも 3000円
作・演出：Ｇ２ 美術：島 次郎 照明：倉本泰史 音響効果：内藤勝博
衣裳：名村多美子 大道具製作：C－COM 演出助手：若月理代
舞台監督：村岡 晋 プロデューサー：大島尚子・G2
制作：大西規世子ほか 宣伝美術：井岡幹夫 制作：大西規世子ほか
プロデューサー：大島尚子、Ｇ２ 後援：ＴＢＳラジオ 主催：こどもの城
企画製作：こどもの城劇場事業本部 ジーツープロデュース
出演：
小須田康人 ：山田惣一郎（おじいちゃん）
武藤陶子[TEAM発砲‐Ｂ‐zin]：山田あゆみ（その孫）、山田鈴（その妻）
廣川三憲[ナイロン100℃] ：山田育雄（その息子、あゆみ父）
佐藤真弓[猫のホテル] ：山田政子（育雄の妻）
高木珠里[ドーナツもぐもぐクラブ]：桜田しじみ（あゆみ同級生、しじみ子分）
一倉梨紗[Ｇ２ワークショップ] ：高崎尚子（あゆみ担当教師）
及川直樹[リリパット・アーミーⅡ]：太宰正臣（目黒組若頭）
宮吉康夫 ：坂本健太（あゆみ同級生）、ダニー尚坂（タレント)
小沢真珠 ：目黒しじみ（あゆみ同級生、目黒組組長の娘）
音楽・アコーディオン演奏 佐藤史朗
2002/8/25(日)晴 11:01-12:46PM(1'45) 上手前方より 客席９割(280人)
客層：小学生低学年2割。お父さんお母さんを含めて、20-30歳代中心。女性過半数。
客入れ：２ブロックを舞台とした、馬蹄形客席。なんとなく上手よりの芝居なんで
下手奥側はうーん、かも。客いじり若干あり。折り込みパンフ。B5 4ページ。
キャスト、あらすじ、予定掲載。Ｇ２の作品について挨拶がほしかったねこ。
物販。なし。ＤＶＤ予約あり。
夏休み子供劇場を加味公演。ソワレは大人限定の回あり、つっても今日の子供しごく
おとなしく見ていたけど。
舞台。オークの家な別荘、続き部屋～玄関までを床でみせ。奥の寝室前に家形の壁を
置き。ＳＥは蝉時雨。客席は馬蹄形に回り込む格好、端側は前方の玄関付近が見え
にくそう。
お話。厳格な元大学教授のおじいちゃん、おばあちゃんが今際の際に言い残した
「大切なあれ」がわからない。考えすぎたか、今はぼけ老人。世話もあって、
一家は別荘に引っ越し。銀行マンのお父さん、突然リストラ。おまけに隠れ浪費家の
お母さんが一千万も街金から借金。ちょっとあくどい街金は担保の家も没収の契約。
八方ふさがりに苦しむ者は藁をもつかみたい。娘が当てた優勝賞金一千万のクイズに
すがる一家。ぎくしゃくした親子もしかたなく出場することに。偶然、娘の同級生＝
ヤクザ・くだんの街金経営者の娘が同じ番組に出場決定。ライバル蹴落としと、汚い
手を使ってくる。おかげで、親との出場は学校の許可でず、ボケおじいちゃんと
ペアを組むことに。はたして借金は返せるのか、壊れ掛けてた家族はなんとかなる
のか、おじいちゃんは「あれ」を知ることができるのか。
もやもや不満ねこ。前半快調。リストラとほほ、ボケ老人かわいい、困ったことも
ユーモアに転化。後半しゃれにならずヘビー。追い詰められて八方ふさがり、家族は
崩壊寸前、背負わなくてもいい心労背負う子供、かわいそ。前後の落差大きすぎ、
失速もあって、どっと疲れるねこ。客席の子供はもっとかわいそう。どうするの？
ラストは無理やりきれい事に納め、困っちゃうねこ。あろうことかのどんでん返し
（ライバル娘が改心）。心離れた親子であっても、どこか通じているな「大切な
あれ」で娘起死回生。取り繕われたよなハッピーエンドに、もやもや嫌ーんな気持ち
ねこ。劇中の大人になることは矛盾に目をつぶる云々台詞が思い出されて、尚更に。
役者。小須田さん。とんでるじじいぶりが○。武藤さん。飾らないとこが○
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