＠渋谷 シアターコクーン（2004/11/11-27 ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 S席9000円 A席7000円
作：LEE KALCHEIM 翻訳：小田島恒志 演出：鈴木勝秀
美術：中越 司 照明：大石真一郎 音響：井上正弘 衣装：小林純子
音楽：横川理彦 舞台監督：二瓶剛雄、安田美知子 演出助手：長町たず子
版権コーディネイター：マーチンR.Pネイラー
舞台製作：クリエイティブ・アート・スィンク 加賀谷吉之助
宣伝美術：永瀬祐一 宣伝写真：西村淳 宣伝ヘアメイク：松本あきお
宣伝スタイリスト：古川方子 主催：日本テレビ、ほか
企画・製作：シーエイティプロデュース
出演：
大沢たかお：ハリー・メンデルソン（図書館員）
長塚京三 ：ブライアン・ディッキー（刑事）
白神直子[ねこマジ]：ハリーの元恋人メリンダ（声の出演)
？：ブライアンの上司（声の出演）
2004/11/28(土)晴 2:07-4:01(1'50) 中段より 客席ほぼ満員(800人)
客層：ほぼ全員女性、20歳代中心。男子はおつきあい？。
客入れ：当日券あり、どこらか不明。折り込みパンフなし。物販。パンフ(□20cm
1500円)未購入、内容不明。ポスター2種1500円/1000円。カーテンコール。2回4分。
総立ちになったのでぴっくり（ジャニーズ!?)。スズカツ氏も参加。
2001本邦初演、演出にスズカツ氏を迎え、同じキャストで再演。
舞台。上手よりにへの字（本を開いた風）の超高い壁。は真っ白い本が詰められた
書架。下部に実際の本、所々の赤いライトは爆弾。中央に一段高く両開き扉。
両壁ぞいに図書カード入れ。下手側に木製机、グレーのimacとブックライトはいずれ
もリアルな調度。あり得ざる真白い美術は、主人公青年の純心メタファー？。
お話。図書館員・ハリーは図書館内に爆弾のボタンをもって立てこもり。図書カー
ドが電算化されることへの抗議行動、つうか自爆覚悟で説得にも耳を貸さず。
そこに交渉人、ベテラン刑事・ブライアン。緊迫する外界をよそに、ハリーの言い
分を聞き、解決の糸口を得ようとする。やがて、二人の間には奇妙な交情さえ
芽生えるのだったが。
図書館員の純真が見せた夢！？。と思えるほど、状況からするとのどかな会話が
3/4。良き技術の喪失（底に自身の存在の危うさ？）を憂う青年の純真。本音は
仕事の成果、よか安らかな生活にあるおじさんの打算。事件どうこうよか、人と
しての有り様と相互不通の辛い現実が、のどかさから透けて見え。おじさんの妥協
、甘言ら優しげなずるさをちらりとか。ちらりは終盤の表裏逆転までずっとため込
まれ。ラスト直前、らしいハードボイルドな切れ味に高揚するけど、まではまった
りしてしまうねこ。スズカツ演出に期待するものとちと外れた印象あり。役者に
お任せパターンかしらん。
役者。大沢さん。少年っぽい役作りがまぶしくて愛らしく、また哀れでもあり。
長塚さん。どんな玉も受け止める、幅の広さ○。
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