＠渋谷 青山劇場(2005/9/8-10/05 32ステージ)
http://www.aoyama.org/
全指定前売り S席10500円 A席8400円 Z席5500円 立見席5000円
＠大阪 梅田芸術劇場メインホール 10/13-23 13ステージ
原作：隆慶一郎（吉原御免状 新潮文庫 ＞Amazon）
脚色：中島かずき 演出：いのうえひでのり
美術：堀尾幸男 照明：原田保 衣裳：小峰リリー 音楽：岡崎司
音響：井上哲司 音効：末谷あずさ、大木裕介 振付：川崎悦子
日舞振付：飛鳥左近 所作指導：松本錦升
殺陣指導：田尻茂一、川原正嗣、前田悟 アクション監督：川原正嗣
ヘアメイク：河村陽子 小道具：高橋岳蔵 特殊効果：南義明 大道具：俳優座劇場
歌唱監督：右近健一 演出補：小島靖 演出助手：山崎総司 舞台監督：芳谷研
宣伝美術：河野真一 宣伝写真：野波浩 宣伝画：東學 宣伝衣裳：小峰リリー
宣伝ヘア：河村陽子 宣伝メイク：内田百合香 宣伝：ディップス・プラネット
広報・票券：脇本好美[ヴィレッヂ] 企画：前田三郎[キョードー東京]
制作：柴原智子[ヴィレッヂ]
エグゼクティブプロデューサー：細川展裕[ヴィレッヂ]
企画・製作：劇団☆新感線、ヴィレッヂ
出演：下記
2005/10/2(日）晴 12:35-3:38PM(1'12/休21/1'22)2F最前列 客席超満員（1200人）
客層：20-30歳代女性7,8割。
客入れ：当日券詳細不明、いつものように2F最後尾に立ち見あり。男性トイレは
B1Fのみ、他は女性用。折り込みパンフ。A4 1枚。配役、スタッフ掲載。
物販。パンフ(□25cm 2700円)透明ビニール袋付き。Ｔシャツ 2800円。
ポスター1500円。CD 2000円。 カーテンコール7回8分 6回目から総立ち。
初の小説原作の舞台化とか。それが隆慶一郎「吉原御免状」とは志高し。
舞台。まわる盆の中央に傾斜路、両脇に格子戸の揚屋並び。「吉原」の路地辻イメー
ジを立体的に立ち上げて、お見事。これを活かし、スピーディにシームレスに展開
する演出も◎。
お話。宮本武蔵に育てられた訳ありも、すゞやかな青年剣士。武蔵の遺言で山を下り
「吉原」へ。その地を守る漂白の民の末裔に頼みとされるのは、吉原成立に絡む密書
を狙う裏柳生との戦い。自由が認められた城「吉原」を守るための切り札の役だ。
原作を器用に刈り込み、ポイント台詞と場面でまとめ。感心しちゃったねこ。流浪の
民・道々の輩への新たな歴史観、自由がための闘争とか、原作の志の深みや高みは
薄味。中心を裏柳生との戦闘、主人公と太夫の悲恋に置き、それはそれでわかるけど
、物足りなさを感じるねこ。と原作越しの感想も、ギャグレスのビターテイストで
仕上げた新感線の意気に感じるものありねこ。挑戦にこそ価値ありなり。
役者。じゅんさんを柳生総帥役とした時点で、シリアス路線極まったり。鬼畜面全開
、まじ悲壮な古田さんもしかり。ほかは、どことなホンワカとシリアスな中も微笑み
誘う、役者芝居あれこれ。公演終盤のこなれ加減がなせる技？。主人公剣士役、
堤さん。のびやかな子供っぽさ＜＞壮絶な殺陣をみせる侍ぶり 変身がかっくいい。
原作を崩して、コミカルに反骨精神を発揮する水野役、梶原さん。なるほろ、ムード
メイカー。といえば、飄々と幻斎役、藤村さん。ぽつりと笑いをとるけど、好々爺
すぎて、原作ファンには不満大かな。壮絶な恋、勝山太夫役、松雪さん。薫る情感が
素敵。
出演：
堤真一 ：松永誠一郎
松雪泰子 ：勝山太夫
古田新太 ：柳生義仙
梶原 善 ：水野十郎左衛門
京野ことみ：高尾太夫
橋本じゅん：柳生宗冬
高田聖子 ：八百比丘尼
粟根まこと：狭川新左衛門
村木 仁 ：三浦屋四郎左衛門
逆木圭一郎：野村玄意
右近健一 ：庄司甚之丞
河野まさと：耳助
インディ高橋：吉次、日根木無頼蔵
礒野慎吾 ：蔵六、唐井針乃進
村木よし子：あさみ乃
山本カナコ：紅梅
中谷さとみ：桔梗
保坂エマ ：芍薬
田畑亜弥 ：おしゃぶ
二木奈緒、金子さやか、鶴水ルイ、熊本梨沙、武田みゆき、中間千草、仲里安也美、
嶌村織里江 ：遊女たち
鈴木かすみ、長谷川静香：禿 かむろ
吉田メタル：加賀爪甲斐
川原正嗣 ：影山三十郎
前田 悟 ：秋月右京
横山一敏、藤家剛、武田浩二、佐治康志、矢部敬三、三住敦洋、富永研司、
吉田和宏 ：武士たち
藤村俊二 ：幻斎
香川正樹、金庭政男、黒柳直人、斉藤道大、坂井憲尚、清水敬一郎、鈴木雄二、
田辺伸之、村上公浩、阿部早苗、緒方佐月、川西梢、柴田美雪、高橋沙織、
柳橋明希 ：吉原を訪れた人(東京公演)
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