＠新宿 タイニイアリス(2006/4/22-5/3 17ステージ）
http://www.tinyalice.net/
全指定 前売2800円 当日3300円
脚本：丸尾丸一郎 演出：菜月チョビ
デザイン、WEB、音楽：李 作曲：オレノグラフィティ、菜月チョビ 編曲：李
作詞：丸尾丸一郎、オレノグラフィティ、菜月チョビ
舞台監督：杣谷昌洋、佐藤恵 舞台美術：加藤まゆこ
照明：工藤雅弘[Fantasista?ish.] 音響：高橋秀雄[SOUND CUBE] 衣装：赤穂美咲
舞台写真撮影：溝添真紀 宣伝写真ヘアメイク：みかん[Jufeam Parfait]
宣伝写真撮影：すえぞう 制作：内藤玲奈ほか
企画製作：劇団鹿殺し 主催：オフィス鹿 http://shika564.com/indexpc.html
出演：
菜月チョビ ：サロメ、リトルボーイ小
渡辺プレラ ：ヨカマン、女子高生タイプA、悪魔1
山本聡司 ：イエスマン、ウィラポン、月の男爵、女子高生タイプB、
リトルボーイ中、悪魔2
丸尾丸一郎 ：エロド王、僕、ユダッチ
オレノグラフィティ ：エロディアス、ペテロッチ、日本史の先生、男性生徒1、兎
JIRO・J・WOLF：ナーマン、兄王、マタイッチ、イ・ビョンホン、女子高生タイプC、
男子生徒2、悪魔3、犬
2006/5/3(祝水)快晴 6:07-8:16PM(1'59) 中段上手 客席満員(80?人)
客層：20歳代中心、女性7割。お友達連れと単独半々。
客入れ：入口で終演後イベント用クラッカー配布。全指定席。平床2雛壇5に座椅子
、隙間なく列べ。狭いことのお詫びと、お尻を交互にしてなどお願い。場内案内
積極的にあり。場内での荷物預かりなし。折り込みチラシそれなり。
折り込みパンフ A4 3ページ。挨拶、配役、スタッフ、歌詞、予定。次回公演
秋に新作「これぞ信長(仮)」。路上劇は週6回展開中とか。
物販。Tシャツ、DVDほか。カーテンコール2分1回。その後、お誕生日ケーキを持ち
込み、本日・菜月さん、5/1丸尾さんの誕生日イベント(7分)あり。「鹿殺しの
テーマ」♪でアンコールに応え。
週6日路上劇を展開しているという、関西出身のパフォーマンス集団。初見ねこ。
舞台。濃紺の大理石模様の床。上手に中途で断ち切られた、柱。段々上がって
上段。中央、馬蹄型の毛皮に縁取られた開口。場内の水槽牢獄が現れる趣向。
下手に窓枠。
お話。仕掛けた戦争で人口1/3となったニッポン。多量のアジア移民から、少数民族
となったニッポン人は差別されている。城にこもる王はなけなし権威を保っては
いるが、弟から強奪した王権は汚れ果てている。民衆は、救世ロッカー・イエスマン
のライブに熱狂、世直し革命を起こしかねない勢いだ。どん底ニッポンを舞台に、
眼鏡っ子・王妃サロメと、イエスマンのバンドメンバー・予言者ヨカマンの悲恋を
パンキッシュなアングラ調ミュージカルで描く。
馬鹿爆発の外観で、芯は骨太。菜月チョビのソウルある歌も素敵。冒頭でエロ馬鹿
のつかみ。見苦しいセーラー女装、半裸でコント、ダンス、大暴れ。ありげなアン
グラ・パンキッシュ？と思いきや、物語ともしっかり構成され。ほよよねこ。
腑抜けなニッポンへの批判と哀切の念、愛し裏切られる市井の人の悲喜こもごもが
込められ。終盤はじんわりしたりするねこ。歌、特に潤いあるバラッド○。
菜月チョビを筆頭に、ぐっと引きつけられる歌唱もいい。次回が楽しみねこ。
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