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 劇団鹿殺し 第十五回公演「僕を愛ちて。」

 @池袋 池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER(2007/1/11-22 16ステージ)
 http://www.theater-green.com/
 11,12 早期観劇割引 13m,14mアフタートーク、16m昼ギャザ 20m,21m秘密イベント
 全指定 前売3000円 当日3300円 ペア5400円(鹿サイト限定)
 早割(11,12)200円引き
  @大阪 大阪芸術創造館 2/9-13 7ステージ
  @神戸 神戸アートビレッジセンター 2/16-18 3ステージ

 作:丸尾丸一郎 演出:菜月チョビ
 音楽・フライヤー&WEBデザイン:李 舞台監督:杣谷昌洋、佐藤恵
 舞台美術:加藤まゆこ 照明:工藤雅弘(Fantasista?ish.)
 音響:高橋秀雄(Sound Cube) 衣装:赤穂美咲 フライヤーイラスト:渡辺プレラ
 制作:湯川麦子(はえぎわ)、内藤玲奈 企画製作:劇団鹿殺し 主催:オフィス鹿
 出演:
 丸尾丸一郎 :古屋敷哲太郎
 オレノグラフィティ :古屋敷哲次郎
 菜月チョビ :月影千鶴子
 
 渡辺プレラ  :古屋敷哲朗(哲太郎兄弟の父)、伊東社長、赤西君
 JIRO・J・WOLF :亀梨君、波紋のおっさん
 リアルマッスル泉 :京介君
 山本聡司  :イワエツゥンナイ、さっとん、マーキュリー

 2007/1/20(土)小雨 7:37-9:35PM(1'56) 後方中央 客席超満員(125?人)
 客層:20歳代中心に幅広く。同姓連れ多め、男性過半数。
 客入れ:開場時で当日券売り切れ。最前列と通路に釣り椅子20ほど。開演定時から
 客席で暇つぶし青年のぶつぶつトークあり。場内誘導は随時丁寧にあり。
 折り込みチラシ極厚1.5cm、輪ゴム止め。折り込みチラシA4 3ページ オールカラー
 挨拶、歌詞、配役、スタッフ、昨年の活動履歴と今後の予定。夏に舞台公演。
 感謝関係者リストA4 1枚添付。物販。過去公演 DVD2500円 CD1000円。
 カーテンコール1回2分。

 ライブハウスや路上パフォーマンス中心、アグレッシブに活動する彼らの劇場公演。
 
 舞台。上手、舞台前に巨大なリボン徽章・「北海道知事賞」と墨書。本舞台に藪に
 傾きかけた掘っ立て小屋。丹頂鶴のオブジェが2。脇に天然記念物、大切にな意の
 高札。下手客席から花道桟橋、舞台藪に道。道ばたに巨大な岩。

 お話。10年前釧路湿原、青年の母は亀仙人扮装で殺された。彼は母の復讐を誓い
 ながら、実家裏の小屋に離れ住み、丹頂鶴の世話を地味に続けている。そんな
 ある日、自殺未遂の女性を拾ったことから助走、復讐生活は転機を迎える。

 いいロックだ、ブルースだ。フルスロットルの勢い、ガツンとくる骨太の物語が、
 そこらこじんまり演劇に清新の気を吹き込む感。愛に飢えた青年と少女、ほどこして
 も埋められない青春残酷物語。を賑やかに狂おしく、猥雑に転がし。青年の母への
 思慕の念を、狐忠信な怪人の跋扈に寄せ。少女の渇望をイノセンスな青年への隷属
 に映す。アニメ、歌謡曲、ロックのメロディを借りての劇中歌は、うぬぬな歌詞で増強
 され。前半中心、ライブ馴れしたアドリブは自在も愉快、強気も強靱。とすきま風など
 吹かぬ、濃口舞台を楽しむねこ。

 役者。個々個性粒立ち。愛すべき丸尾、菜月コンビに微笑みと涙ねこ。
 菜月の低い音域の歌唱がソウルフルで○、芝居キャラの幼さとのギャップには
 うーんねこ。どっちも魅力も違和感ぬぐえず。

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