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 サモ・アリナンズPRODUCE 劇団ワンダフルズ第2回目公演「世界のえほん」
 第17回下北沢演劇祭参加

 @下北沢 駅前劇場(2007/2/2-6 9ステージ)
 http://www.honda-geki.com/ekimae.html
 全指定 前売3500円 当日3800円

 構成・演出:ワンダフルズ
 照明:中川隆一 音響:中村成志(Sound Gimmick) 舞台監督:松嵜耕治+至福団
 演出助手:柳ランジェリー 衣裳:吉岡香織 図案:ナミヘイ
 よく働く使用人(男):中澤ジャンボ よく働く使用人(女):島村ミュージカル
 制作:浅川智惠ほか 企画・製作:サモ・アリナンズ
 出演:
 小松チャンピオン(小松和重)
 オクイプレジデント(オクイシュージ)
 ハンバーグ佐藤(佐藤貴史)
 ボディ大政(大政知己)
 浅野セメント(浅野和之)
 荒川ヘレン(荒川良々 [大人計画])
 
 声の出演:
 ツール・ド・片桐(片桐仁[ラーメンズ])
 小林・ザ・ムービー(小林賢太郎[ラーメンズ])

 2007/2/4(日)晴 6:05-7:57PM(1'45) 最前方より 客席満員(150人)
 客層:20-30歳代中心、女子過半数。お友達連れ多め。
 客入れ:当日券不明。雛壇に椅子席目一杯。空席の奧詰め、たぶんあり。
 折り込みチラシ結構。折り込みパンフA4 1枚。ハンバーグ佐藤座長の挨拶。
 キャスト、スタッフ。 物販。台本、DVD。 カーテンコールとおまけ7分。
 
 サモアリナンズ・佐藤氏プロデュースユニット。昨年の読売演劇大賞・男優賞の
 浅田氏を迎え、ラーメンズのMC、女傑・平田敦子がロビー誘導、と無駄に豪華な
 今回。

 舞台。シュールな手形の植物画。抜けた穴型が落ち葉のように床にいくつか。
 構成。絵本作家を志す男の白日夢。トチ狂ったよに意味不明の人形達との対話とか。
 彼らは自分の分身とわかり再起するな、いい話に着地、したのかな。

 ぐだぐだのおバカバトル。面白くするために仕掛ける、自爆も厭わない真剣脱力ゴミ
 コントが延々。演技派も融通がきかない・浅野氏がやり玉にあげられてお約束。
 必死に応えようとする浅野氏の七転八倒ぶりに微笑みねこ。自由に暴走する荒井、
 無茶も厭わない奥井、はみ出しぶりを半ば観客気分で楽しむ小松、無軌道な先輩達に
 心配顔の佐藤と大政。ハチャメチャも面白さに集約する彼らに愛情を感じるねこ。


 構成覚え書き
 MCラーメンズな親子。絵本を読んであげる、少年と人形。いやがる子供(片桐)。
 ビッチな物語だと聞く耳を持たない親(小林)。

 布人形、顔は荒井、奥井、浅野。ノートに書き付けている少年に意味不明に
 話かけ。あーいえば、ますますわけわけんなく、返す。バンドやろうぜと一方的に
 決定。それもこれも話を聞いてくれないからと不平不満。人形の股間から変なもの、
 野菜!?。アスパラ、にんじん、ゴボウ。引っ張り抜くと…。

 MC子供悶絶、親はたたみ掛けて読み聞かせ。
 アーティストの父(浅野)は、息子(佐藤)の家庭内暴力を前に言い聞かせ。
 お父さんはヘドロだとか意味不明。それに反発してか、半泣きで抵抗する息子。
 ヘタウマ絵描き、キャンバス破り、投球マシンを打ち返す、黒子に操らせる、
 父親を逆さづり、流しそうめんを食べさせる、顔出しの顔まわりに悪戯書き。今年
 53歳、必死。最後に舞台をまかせる。

 MC 息子、この絵本は不快だよ。次は堕落するロボットの話。
 奥井ロボットはポンコツ。新米ロボが来ると聞いて、一念発起。認めさせないため、
 その家の子供願いを聞くこととする。マッチョな自転車探し。なぜか小津安二郎の
 映画キャラ芝居する兄弟と遭遇、自分の体を使って作ってもらうことに。新米ロボ・
 鶴光のまね=唱和の匂いがする(浅野)と奥井ロボの対決。マイムバトルに必死の
 浅野。走り棒高跳びとか、ツッコミにめげず挑戦。

 MC お金で愛は買えない…。
 くじ引き、壁から電話。出産間近のおばあちゃんの願い。チャゲアスの「真ん中」の
 人のまね=佐藤。小道具・オカリナへ愛の告白=大政。

 MC いくつかみてもらう。
 ・連なって人達。このジェットコースター動かない。
 ・悪意と荒川、ピストルを取り合い、ぐちゃぐちゃと絡む。
 ・赤い鳥共同募金。羽を取り忘れた人の背中へえいやと投げる。
 ・家電量販店の朝礼。復唱なかけ声。私はアダチではない。夢精をしているか。
  本社から来た指導員はびっくり。しかし朝礼の暴走は止まらない。

 MC 子供は寝てしまう。驚かされて目が醒める。
 喫茶店、はえ取り紙に棒付きの蠅が沢山。韓流スター(荒井)へ雑誌記者がインタ
 ビュー。旭山動物園へ行った話を延々、マネージャとするスター。やがて五月蠅く
 蠅が飛び、ホラーな展開?へと。

 MC 父=ダディはダディでなくはないが、背中に羽が生えて、飛び立ってしまう。
 息子はびっくり。まだあると父、もう飽きた、どうでもいいと投げやりな息子。
 
 小松は閉じこめられてしまう。どうも地下鉄の駅らしい。時計や鞄、パンツが盗まれ
 てしまっている。やってきた掃除にきたらしい男達、盗んだ犯人とのぐだぐだした
 会話。浅野が股間からゴボウを出し。また浅野へ矛先が向き、必死に演技。男達は
 自称神様、おっさん=浅野以外。小松が書いていたノート=童話を書き続けるよう
 励ます。

 MC電車は一生懸命走っている。これでお終い(なんのこっちゃ)。
 カーテンコール MCラーメンズ小林の意のままに操られる座長佐藤の挨拶、
 というかラーメンズ公演のPR。佐藤のヴァイオリン演奏で客だし。
 

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