＠三鷹 三鷹市芸術文化センター星のホール(2007/5/18-6/3 19ステージ)
http://mitaka.jpn.org/geibun/
全指定 前売4500円 当日5000円
＠伊丹 アイホール 5/3-6 6ステージ
＠福岡 西鉄ホール 5/11-13 2ステージ
脚本・演出：G2 美術：島次郎 照明：黒尾芳昭 音響：内藤勝博 衣装：花谷津子
演出助手：西祐子 舞台監督：林和宏 宣伝美術：東學 宣伝写真：谷敦志
企画：G2 制作：尾崎裕子ほか プロデューサー：大西規世子、森元隆樹
主催・製作：G2produce、（財）三鷹市芸術文化振興財団
出演：
片桐仁 ：タニガワ（画家） [ラーメンズ]
坂田聡 ：ヨコミネ（ヤクザ）
福田転球：ミナヅキ（幻の犬を養う）
杉浦理史：タケオ （ミシオ兄） [bird's-eye view]
権藤昌弘：ペラペラ（ミナヅキ友） [飛ぶ劇場]
水野顕子：イズミ （画家の「恋人」） [アーノルド]
岩橋道子：ミシオ （父親の死体を掘り返しにくる） [ラッパ屋]
久ヶ沢徹：シモダ （傭兵）
2007/5/20(日)晴 2:05-4:14PM(2'08) 中段下手 客席超満員(270人)
客層：20-30歳代中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：客席見直しにより、全日程のチケット追加販売中とか。客席誘導積極的に
あり。折り込みチラシ厚め。ビニール袋、鉛筆付き。折り込みパンフなし。
物販。パンフ(A4 26ページ 1200円) 台本800円 ほか。 カーテンコール1分2回。
舞台。斜におかれた家装置。壁のパースがきいた洋間２（３）部屋が切り取られた
よにおかれ。上手奥に寝室、手前リビング。下手半分はイーゼルらが置かれたアト
リエ。
お話。巨大地震によって列島分断、すべての境界線がシャッフルされた日本。利権
争いから内戦状態にある三鷹＋吉祥寺の森。昏睡状態の恋人が目覚めるのを待つ
画家、その家に埋めた父親の死体を掘り返すためにやってきた兄妹、人情家のヤクザ
幻の犬を養う男。失ってなお、愛しているかも救われるかもと、かろうじて期待し
集う人々。画家は恋人が目覚めたとき、願いは叶い、報われるのだろうか。
感動装わず、希望につなげず、Ｇ２流シニカルファンタジー。ままならない現実と
御しがたい不安にやるせない、七転八倒ぶりにさまざまな人間性を浮かばせる。
サイコサスペンスな展開から辛く現実な終盤、漠とした不安を醸すラストまで、
素直な笑いはなし。重喜劇なテーマの狭間に小ねたとキャラ芝居でぽつぽつ程度。
これはＧ２常連客から期待と違うの声がでそう。
役者。画家役・片桐仁。ニュートラル、細やかに演じて○。死体を探す妹役・岩橋
道子。起伏の激しい役柄に個性を生かし。
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