＠五反田 アトリエヘリコプター(2008/8/22-31 11ステージ)
http://www.samplenet.org/03gif/sample03_helimap.jpg
全自由(整理番号付)前売2500円 当日2800円
脚本・演出：松井周 舞台美術:杉山至＋鴉屋 照明:西本彩 音響:野村政之
衣裳:小松陽佳留（une chrysantheme） 舞台監督:小林智
ドラマターグ・演出助手:野村政之 宣伝美術:京 宣伝写真:momoko japan
記録写真:青木司 記録映像:深田晃司 制作:三好佐智子
企画・製作:サンプル、（有）quinada HP http://www.samplenet.org/
出演： 羽場睦子 ：母 古舘寛治[サンプル・青年団] ：息子 成田亜佑美 ：女 岡部たかし ：管理人 西田麻耶[五反田団] ：管理人の妻 古屋隆太[サンプル・青年団] ：店長 野津あおい ：万引き娘 村上聡一[中野成樹＋フランケンズ]：フリーター 辻美奈子[サンプル・青年団] ：語学教師 木引優子[青年団] ：生徒１ 中川鳶 ：生徒２ 江原大介 ：生徒２の彼
2008/8/30(土)豪雨 7:06-8:54PM(1'48)冷蔵庫側短辺角 客席満員(100?人)
客層：20-30才代で大人より。中年男性もちらほら。男女半々。
客入れ：全椅子席(一部釣り椅子)。奥、中央からきっちり詰めるため、4人づつで
入場制限。プールサイド4方向に段差2列。前列とプール間が狭く、柵もないので落下
せぬよう、足下注意。入口にスリッパがあったけど、もしかしてハイヒール客の履き
替え用？。諸注意にてチラシ類を舞台へ落とさないよう、足下に置くお願いあり。
通行の注意がなかったのが難。地震時の誘導も一言ほしいところ。出入口は、プール
底と客席短辺後方にあり。
折り込みチラシそれなり、当然のように落とさぬよう輪ゴム止め、鉛筆付き。パンフ
A4 1枚両面。挨拶、配役、予定。次回公演。1/15-25「伝記」＠こまばアゴラ、
3月「タイトル未定」＠東京芸術小 5/15-24「通過」＠三鷹芸術文化 と2ヶ月おき
に連続公演。物販。台本500円 ブログ掲載のインタビュー集200円 ポスター300円
カーテンコール1回。
やっとこ観られたサンプル。青年団若手から昨年派出、メディアとか注目度が上がっ
ている期待のユニットなり。
舞台。プールな装置はごみ部屋か廃屋かな、散らかりぶり。テーブルはあれど、食事
場面は床とか、逆な意味合いで使われて、ふむむ。
お話。変態と奇行、屈託と退廃、そんな人々の危うい関係性。コンビニでミスばかり
の元教師の母と40才引きこもりの息子。子供を望んでも起たない夫と妻の倦怠夫婦。
万引きした若い女性を女王に仕立てる、実はどＭなコンビニ店長。変な歌を歌う語学
教師。引きこもりの息子と、浮世離れなアニキャラごっこをする、あぶない女。友人
のカップル旅行に同伴、男を略奪した上に親友と3人同居を望む、さらにあぶない女。
とか。
嫌味満点、毒気充足で素敵。ねばらぬの実体が崩壊した今の社会からサンプルして、
ぺんぺん草も生えない荒野風景。荒くれ、危うい者達の奇妙な生態、顛末を興味津々
、毒を食らわば皿までとどん欲にみるねこ。毒がある食い物が一番うまいよねな。
ダラダラとダメな、インモラルな所行の中、家族や男女、師弟らの守りたい(共有
したい)一線が立ち現れて、ちくっと胸を刺す。愚かさを笑いながら、切実な叫びに
瞬間しゅんとするねこ。
[月間一覧］
