＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2008/12/13-28 ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 一般S席8500円 A席6500円 友の会会員割引S席8000円
世田谷区民割引 S席8200円
作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]
美術：BOKETA 照明：関口裕二（balance,inc.DESIGN）
音響：水越佳一（モックサウンド） 音楽：三浦俊一 映像：上田大樹(&FICTION!)
映像イラスト(切り絵)：古屋あきさ 衣裳：堀口健一(フロムアップ）
ヘアメイク：武井優子 演出助手：坂本聖子、相田剛志 殺陣指導：明樂哲典
舞台監督：福澤論志 宣伝美術：坂村健次、鈴木健朗(C2design）
宣伝イラスト：菊池浩司 プロデューサー：北牧裕幸、高橋典子
制作：北里美織子ほか 制作：キューブ 企画・製作：（株）シリーウォーク
提携：世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
助成：文化庁、芸術創造活動重点支援事業
出演：
渡辺いっけい：ググ
余貴美子 ：ニチカ（ググの妻）
植木夏十 ：アン （その娘） [ナイロン100℃]]
赤堀雅秋 ：ビビ （ググの弟） [THE SHAMPOO HAT]
高橋ひとみ ：ミラ（ニチカの同級生）
高橋克実 ：ミクリ(ミラの夫）
金井勇太 ：ジンタ（その娘）、ピザ
萩原聖人 ：サキ（ニチカとミラ達の教師）、ユウ
柄本佑 ：ユゲ（ミクリの助手）
岩佐真悠子 ：モナミ（写真モデル）
村上大樹 ：カウンセラー [拙者ムニエル]
山西惇 ：パゴ（ニチカの同級生）
三上真史（D-BOYS）：リク
猪岐英人 ：編集者
菊地明香 ：マリィ先生
伊与顕二 ：客、学生
斉木茉奈 ：若い医者、女
白石遥 ：ヤドランカ(マド家のメイド)
田仲祐希 ：夢の中のミラ
田村健太郎：客・学生
野部友視 ：若い医者・男
水野顕子 ：リクのデート相手
2008/12/14(日)曇 1:03-4:06PM(1'37/休15/1'09)1階最前方 客席満員？(500人)
客層：20-30才代中心に中高年まで幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券あり、詳細不明。2，3席の両サイドは販売無し？。折り込みチラシ
極厚。ビニール袋入りで親切。 パンフ B5 3ページ。挨拶、キャストと今後の
予定。ナイロン100℃次回公演 来年4月「神様とその他の変種」＠本多劇場。
物販。パンフ A4 60ページ 2000円。大森美香×KERA対談ほか。ポスター500円。
カーテンコール2回2分。
ＫＥＲＡプロデュース企画最新、ベテラン俳優達を起用した大人舞台。
舞台。傾いたコンクリートの門型が前後に重なり、客席前には破断した断面をみせ。
なにやら廃屋ムードな巨大インスタレーション風。上手と奥に段々とあがり、それ
ぞれに部屋やら場所を設定。
お話。30年ぶりに再開した中年女性。一方は児童文学の翻訳家、夫は玩具メーカー
社長で、娘が一人と居候の夫の弟あり。もう一方は専業主婦、夫はモノ専門のカメラ
マンで寡黙な息子1人。2組の夫婦は浮気やら秘密があり。学生時代との記憶と行き来
しながら、モザイクが晴れるように、あれとこれが結び会っていく。
タイトルに大人な意味深、辛い現実から夢のような希望を残したラストも素敵、
新たな傑作かと。「あれ」な過去を引きずった人々の「から」な現実を、充足した
役者陣と小気味よいテンポと時空処理の演出で描いていく。点と線な伏線は込み入りも、
面白く鮮やかに結んでいって○。ハードなメロドラマ内容とはいえ重くさせず、
「これから」なケジメをつけて、観劇後感上々。世知辛い年末に安堵の一服印象。
あの高橋さんがハードな濡れ場を演じてて、ほよよ。そんな大人なお楽しみもあり。
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