＠新宿 THEATER/TOPS(2009/3/18-29 12ステージ)
http://theatertops.at.infoseek.co.jp/
指定(一部整理番号付きベンチ) 前売当日とも3500円
舞台監督：村岡晋、山本修司 照明：佐藤公穂 音響：早川毅ほか
舞台美術：大竹潤一郎 映像：奥秀太郎 宣伝美術：鳥井和昌
企画統括：鈴木聡、福島三郎 制作：浅井美衣ほか
主催：THEATER/TOPS(菊池摩美、和田憲明)
作・演出：三谷幸喜 演出補：福島三郎 音楽：荻野清子 照明；佐藤公穂
音響：秀島正一 衣裳：浜井貴子 制作：大竹亜由美 中村修子 浅井美衣
出演：
相島一之 ：オオシマテルオ（特撮ヒーローもの役者）
阿南健治 ：タカノダイスケ （七転び八起き）
小原雅人 ：ハヤシテツヤ （タクシー運転手）
甲本雅裕 ：セキタケシ （家電量販店店員）
野仲イサオ：モチダイワオ （農業協同経営）
小林隆 ：ネモトコウゾウ（脱サラしてマッサージ屋）
近藤芳正 ：タンゲジュンノスケ（日焼けサロン経営）
西村雅彦 ：マナベシンイチロウ（七転び八起き）
伊藤俊人 ：ワダシンジ
谷川清美[演劇集団円]：ナルミサナエ(獣医）
西田薫 ：ワダの妻
斉藤清子 ：クロサキリョウコ(主婦）
宮地雅子 ：カトウタイシ（フェミレス店員 バツイチ）
梶原善 ：シバタムラ先生
吉田羊（ブログ）：ミドリ（シバタムラの娘）
福島三郎 ：？
戸田恵子(声の出演)
山寺宏一(声の出演) ：ナレーション
2009/3/22(日)小雨 9:27-10:49PM(1'14)中段中央 客席満員(150人)
客層：中年層も多く、大人中心。男女半々。
客入れ：開場開演15分前、階段で整列して待機。エレベータで上がっても降りる
ことになるので、最初から階段を上った方が早し。終演時間のアナウンス、トイレ
の案内あり。トップスの階段に並ぶのが懐かしかったりするねこ。本日は氏名、
住所の照合はなし。オークションに出品されたりすると、個人チェックが入る
模様。折り込みチラシ極厚。パンフ 共通版3ページ。物販。共通パンフ。
カーテンコール2回2分。西村さん、小林さんから一言挨拶。
ファンには思いがけないお楽しみ、10年ぶりの再集結公演。出演できない梶原さん
を昼の新感線公演で補完して観劇ねこ。ちなみ、新感線の劇中、さよならシアター
トップス！、哀れみなんかいらない！（橋本じゅん）の台詞あり。離れてエールを
送る趣向に微笑みねこ。
舞台。固定装置であるシアタートップスの柱にロゴは幕が掛けられ（伏線）。
開演数分前から、白衣姿の女性がパイプ椅子を並べて会場準備。
お話。小学校の同窓会、集まってみればたった12人。訳を聞けば、あなた達はスペ
シャル、地球の存亡に関わる任務があるのだとキチガイ沙汰。はてさて、その任務
と真意とは一体…。
バカバカしく、また感慨深いギフト公演。荒唐無稽な設定と、のめり込んでいく
12人のばかばかしさがおかしく、愛おしい。ぎこちない滑り出しから加速がついて
はまっていく。でずっぱり12人のアンサンブル、テンポのよさはさすが。ＴＳＢ。
役者ファンには楽しいキャラや道具立てあれこれ。まず、役名や居酒屋とかの名前
が縁あり。タンゲ＞チンゲ、大自然とか。役柄と物語は、今の彼らと今公演に
重なり。宮地さんが発起人・相島さんへ泣かせる台詞「あなたがいなかったら、
私たちはここにいない」。童話の本を閉じた後な虚無感の中、相島さんの「大丈夫
、なんか、大丈夫な気がする」と、とても暖かな笑顔。そして、西村さんが客席を
向いて、「夢をみられただけでもよかった」。作家と役者の仲間達、演劇と逝って
しまう劇場への思いの丈が自然伝わって、ほろりとするねこ。
他の役者達が懐かしく、持ちキャラを遺憾なく発揮。小林さんの人の良さとちょっ
とずれたおかしさ。近藤さんの憎まれ損な役まわり。阿南さんの報われない哀しさ
小原さんのいい声。とか。亡き伊藤さんは不死身の役で「登場（骨壺からの声）」
からりとした気っ風がいい演出に好感ねこ。
つらい現実から夢のようなラストと、第二部のおまけつき。再びバカ笑いで仕舞い
、さらっと終演。とっとと帰っての挨拶に苦笑、ついで小林さんの心のこもった
謝辞をお土産にするねこ。ここから15年間の休憩です、の畳みかけ場内アナウンス
にくすり笑い。
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