＠新宿御苑前 サンモールスタジオ(2009/5/29-6/9 15ステージ)
http://www.sun-mallstudio.com/
ベンチ指定席（最前列１列、背もたれ無し） 前売3500円 当日4000円
普通指定席 前売3500円 当日4000円
原案：牧田明宏[明日図鑑] 作：ブラジリィー・アン・山田[ブラジル]、十倉和美
演出：ブラジリィー・アン・山田
舞台美術：伊東龍彦 照明：シバタユキエ 音響：佐藤春平 衣装：宮本まさ江
舞台監督：寅川英司+鴉屋 大道具製作：王様美術
宣伝美術：冨田中理(SELFIMAGE PRODUKTS) 演出助手：高見大和[劇団豆大福]
制作：ジェットラグ、林みく(Karte) プロデューサー：阿部敏信
企画・製作：ジェットラグ
出演：
藤沢大悟 ：後藤浩一(介護福祉士見習い・喫茶店バイト)
内田亜希子：内藤綾乃（喫茶店店員)
清水宏 ：高遠慶佑（喫茶店マスター）
柿丸美智恵：佐伯あかり（ベテラン介護福祉士）[毛皮族]
西山聡 ：竹井淳二（介護福祉士）[ブラジル]
倉方規安 ：松浪友樹（地方新聞記者）[InnocentSphere]
反田孝幸 ：広富幸也（謎の男） [文学座]
渡航輝 ：堀川和彦（綾乃の元カレ）
古川侑 ：梅元豪（業者の人。綾乃に横恋慕）
2009/6/3(水)曇 7:03-8:39PM(1'35)中段中央 客席ほぼ満員(70人)
客層：20才代中心、おじさんちらほら。女性過半数。
客入れ：全指定席。最前ベンチ、ひな壇にパイプ椅子6列。誘導積極的。折り込み
チラシそれなり、鉛筆付き。パンフ B5 3ページ。配役、スタッフ、予定。
次回公演。10/30-11/3「肌」＠銀座みゆき館劇場 作：葛木英 演出：中村暢明。
物販なし。カーテンコール1回。トーク後、清水宏 日比谷野音ライブチケットを
手売り。
歌舞伎十八番「勧進帳」にインスパイアされた作品とか。脚本の降板があるも、
ＴＶドラマなどの本を書かれている方を入れてリカーバーした模様。
舞台。リアルな喫茶店装置が斜におかれ。焦げ茶の床と壁、テーブルら調度、
ブラウンのソファで落ち着いた雰囲気。前方上手に１＋３、下手に２人掛けの
ソファとテーブル。一段上がり、上手半分にカウンター。下手奥に入口ドア。
お話。とある地方都市。バイトの男は過去の罪を背負っている。彼を愛する女と
憎む男の間で行き場のない彼。ずっと見守ってきた喫茶店のマスターには秘密が
あった。介護施設の不正事件をサイドストーリーに、犯罪加害者と周囲を真正面
から描いていく。
贖罪、そして献身、これは愛の物語。人の絆、情けをテーマに、じっくりと妥協
無く描いた会話劇。丁寧な脚本と、登場人物の心理に寄り添った演技演出で魅せ。
とりわけて、炎の演劇部・清水宏の魂こめつ、溺れない兄貴芝居が圧巻。やり手
介護士の柿丸姐さん、訳知りの年増な味わい○。
アフタートーク 8:46-9:08PM(22) 7割残り
出演者全員、ブラジリィー・アン・山田 進行：清水宏
清水さんのつっこみとフォローを交えつ、お題は失敗談。内田さんへのなんでも
ない台詞でいつも噛んでしまうと西山さん。古川さんのドアに挟まって、靴が
脱げ、はき直した話。同じくドアで靴が脱げたが、渋い役どころではき直しが
できず、かかとを潰して履いてしまった渡航さん。渡航さんをみた文学座のある
女優さんは、フィリピンの介護士が登場したと誤解、大変なことになるとわくわく
したとか。
ストローの十字架が水で貼り付けてあるので、壊れそうでいつもハラハラさせ
らえる話。劇中、コーヒーにハエが浮いていたのに飲んだ、役者魂ある？、柿丸
姐さんの苦情。清水さんは稽古は平気なのに、本番になるともの凄く汗がでて
しまうとか。反田さんは鼻水を垂れ流し状態、実は涙を出すとキャラが弱くみえて
しまうんで我慢、それが鼻水になってしまうとか。うーん、役者魂がここにも発揮
され。
最後にきょうは勘弁顔の清水さんに持ち芸お願い。映画予告編・カンフー少女風を
披露してやんやの拍手。
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