＠渋谷 シアターコクーン(2010/11/5-24 23ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 特設S席9000円 S席9000円 A席7000円 コクーンシート5000円
＠大阪 シアタードラマシティ 11/28-30 4ステージ
作：S.ムロジェック(1965年) 翻訳：米川和夫、工藤幸雄
演出：長塚圭史[阿佐ヶ谷スパイダース] 美術：串田和美 照明：小川幾雄
音響：加藤温 衣裳：黒須はな子 ヘアメイク：河村陽子 振付：広崎うらん
音楽：朝比奈尚行 演出助手：菅野将機 舞台監督：福澤論志
宣伝美術：吉田由紀子、齋藤努 ポスター／チラシ表紙デザイン：横尾忠則
宣伝美術：榎本太郎 制作：佐貫こしの、宇津木新之助
出演：
森山未來 ：アルトゥル（息子）
吉田鋼太郎：ストーミル（父）
秋山菜津子：エレオノーラ（母）
片桐はいり：エウゲーニャ（祖母）
辻萬長 ：エウゲーニュシュ（叔父）
橋本さとし：エーディック（小作人）
奥村佳恵 ：アラ（従姉妹）
2010/11/6（土）晴 7:04-10:00PM（1'36/休16/1'04）中二階上手 客席9割（700?人）
客層：20-30歳代中心に女性7，8割。
客入れ：張り出し舞台を三方囲み。正面3列、サイド4列（20席）。2Fサイドに空席。
折り込みチラシ厚め。パンフなし。物販。パンフ A4 36ページ 1000円。ポスターは
販売なし。 カーテンコールなし。ほとんどの客が出を待つも、そぶりもなし。
ポーランドの劇作家の代表作とか。人気と実力を兼ね備えた、贅沢キャストにて上演。
演出は、劇場プロデュース3本目となる長塚圭史。
舞台。ガラスの屋敷。壁とテーブルと椅子ら調度がすべて透明、シースルー。蛍光灯
の明かりの下、生活感なく白々と浮かび上がり。
お話。親たちが破壊してしまった「秩序」を再建せんと、孤立無援の革命に挑んだ
青年の顛末劇。
ほとんどレッドゾーンなバトル展開にどきどき。嵐な息子・森山の純な一途さ、故に
狂的 がまあ凄い。息子を思いつつ、自分大事の恐ろしい大人達との水と油関係には
呆れまくり。いずれも真面目に、切実であるほどに滑稽で、笑いぽつぽつ。膨大な
台詞、シニカルな展開に息苦しくなりかけねこにありがたいところ。
演出は実験工夫あれこれ。床から登場の不可思議、移動式部屋の不確かさなど、固定
観念の足下すくいぶりが面白いねこ。
役者。強力、濃口の味わいで群雄割拠。森山君は上記。押し出しよく華がある吉田、
秋山。スパイシーな違和感、片桐。奴隷な人物を実直な演技で体現、辻。おじさん達
に負けず応酬する、奥村。そして、傲慢さを男の色気で魅力とする、橋本。
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