＠下北沢 ザ・スズナリ(2010/12/1-12 15ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
指定 前売3800円 当日4200円 自由 前売当日共3500円
作・演出：赤堀雅秋 舞台監督：伊東龍彦 照明：杉本公亮
音響：田上篤志（at Sound） 舞台美術：袴田長武（ハカマ団）
宣伝美術：斉藤いづみ 宣伝PD：野中隆光 演出助手：城戸啓佑､小林重裕
制作：武田亜樹 企画製作：HOT LIPS
出演：
村岡希美[ナイロン100℃]：新井秀子(スナックホステス)
日比大介 ：岡部清(町工場勤務)
児玉貴志 ：東健司(岡部の同僚)
野中隆光 ：菊池勇二(スナック経営者)
黒田大輔 ：高橋宏(岡部の後輩)
吉牟田眞奈：高橋素子(宏の妻)
赤堀雅秋 ：田所明(町工場社長)
多門勝 ：要直樹(半ばヤクザ)
梨木智香 ：中学生(要の女)
滝沢恵 ：新井裕美(雅史の連れ子)
久保酎吉 ：新井雅史(秀子の夫、再婚)
2010/12/1(水)晴 7:08-8:55PM(1'48)後方上手 客席8割(110人)
客層：大人よりの老若男女幅広く。役者さん結構。
客入れ：自由ベンチ2、ひな壇に椅子10列。中央に通路あって便利、前後狭くて不便。
折り込みチラシ結構。パンフ A5 3ページ。配役、スタッフ、予定。次回公演。
2/10-20 沼袋十人斬り 改訂再演＠シアタートラム。物販。台本800円ほか。
カーテンコール1回。
舞台。鉄工所設定、赤錆びた壁が左右、後方にパイプが走り。
お話。不況の煽りをもろにくらう工場町。職人なんていらんと、誇りもなんもない
鉄工所工員達は、灼熱の夏を不満と我慢を抱えて過ごしている。そんなところ、
愚直な若くもない工員は、ＤＶに苦しめられているという人妻との不倫に、
心密かに高鳴らせていたが。
嫌な感じに素敵にできた、残酷どん底物語。THE SHAMPOO HATならばこその濃ゆい味
というか、匂いが堪らないねこ。すれ違いと裏切りの曲者物語も面白けれど、
それより体臭を感じるよな人間の描き方。善悪がどうこうを越えて、切実過ぎて
滑稽なありさま、造り込みが○。北島マヤに憑依型の愚直工員・日比大介を始め､
妙なおかしみを感じさせる同僚役・児玉貴志、ヤクザ役・多門勝がいい味だし。
ゲストに、染まり切らない揺れを表して巧い、ＤＶうけ主婦・村岡希美。狂気と絶望
を抱えながら、剽悍の体で演じる離れ業をみせる、ＤＶ夫・久保酎吉。2人とも流石
なり。
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