＠下北沢 ザ・スズナリ(2009/10/14-25 15ステージ)
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指定 前売3800円 当日4000円 自由 前売3500円 当日3800円
作・演出：赤堀雅秋 舞台監督：伊東龍彦 照明：杉本公亮
音響：田上篤志（at Sound） 舞台美術：袴田長武（ハカマ団）
宣伝美術：斉藤いづみ イラスト：山本夏美 演出助手：岩堀美紀
制作：武田亜樹 企画製作：HOT LIPS
出演：
赤堀雅秋 ：別府昌志
児玉貴志 ：星広美
多門勝 ：リンゴ
日比大介 ：こうちゃん
滝沢恵 ：小林美由紀
吉牟田眞奈：稲葉知佳
梨木智香 ：丹下あきら
石垣光代(声の出演)
2009/10/14(水)曇｜雨 7:05-8:53PM(1'48)最前方下手 客席9割(120人)
客層：20-30才代中心に幅広く。女性過半数。単独客多め。
客入れ：自由席ベンチ2、ひな壇に指定椅子席9、あとベンチ1。誘導ちょこっとあり。
折り込みチラシそれなり。パンフ B6 3ページ。配役、スタッフ、予定。次回公演。
2010秋 新作＠ザ・スズナリ 物販。台本1000円。劇中ゲリラ豪雨、無気味効果
あり。カーテンコール1回 名残の拍手しばし長めに。
舞台。土壁？な、ざらっとした壁が正面と脇。細い柱が高低散在。調度や戸板塀な
ドアを持ち込み、つど部屋を設定。
お話。ガテン系や水商売で日銭を稼ぐ男達。唯一の楽しみは週末のパチンコ。彼らと
出会うはずのない、頭のねじがはずれた強盗殺人犯と虚言癖のあるその妹の盗まれた
小銭を巡る追走劇。
スパイシーなさじ加減良好な、ブラックコメディまたは人情芝居。シリアスとどたばた
、リアルと芝居めいた演技演出の取り合わせ。バカばかりの荒くれ芝居で賑やかし、
幕間な場面転換で歌舞伎・定式幕な照明したりと面白し、狂気と残酷さ、どん底な
悲壮感の嫌みを適時解消して巧し。つくりものめき、本当のような嘘で語る内に、
嘘の中の本当、それぞれの真情を切なく浮かばせ。しゅんと沁みるラストとか、大人
な悲喜をすっと描いて素敵。一皮むけた感がある近作同様、刺激的も味わいある舞台
印象ねこ。
役者。一目みて記憶に残る個性派ぞろい。憑依型俳優な日比大介が今回も怖い。それ
と真逆な赤堀雅秋のバカも純真な男ぶりが魅力的。
10/16〜17間、多門勝さん、稲葉知佳さんが新型インフルエンザ発病のため公演中止。
18〜22間、ノゾエ征爾さん、岩堀美紀さん代役で再開。23〜25は多門さん復帰予定。
うーみ、人ごとじゃなし。
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