＠吉祥寺 吉祥寺スターパインズカフェ(2011/7/28-30 4ステージ)
http://www.mandala.gr.jp/spc.html
全自由(1drink付) 前売り当日とも3000円
1. ブリティシュ皇太子殿下 19分
責任者 :山中崇史
山中崇史 ： VO：レオナルド=デカチンチン
山中聡 ： G：パンティーストッキングナイス
草野とおる： B：トマトスキー=イヌギライ
篠井英介 ： D:ポニー
志村祥子 ： マネージャー
MC 篠井英介
2.友達 10分
責任者:篠井英介
山中聡 ：男1
草野とおる：男2
山中崇史 ：男3
MC 篠井英介
3. ガラスのお面 19分/ 草間とおるウクレレライブ5分/13分
責任者:山中聡
山中聡 ：まあや
草野とおる：あゆ
山中崇史 ：月影ちぶさ
篠井英介 ：その他の人たち
MC 篠井英介 休憩16
4、天狗裁き 24分
責任者:草野とおる
山中聡 ：八五郎
草野とおる：お光、家主
山中崇史 ：六兵衛、天狗
篠井英介 ：奉行
2011/7/29(金)小雨 7:31-9:37PM(1'23/休16/24）中段上手 客席ほぼ満員(80人)
客層：ほぼ全員20才後半〜30才代女子。お友達連れ中心。
客入れ：開場1時間前、30分過ぎ入場でほぼ満員状態。空席を教えてくれて親切。
椅子11列、中途のテーブル前の席が見易し。2Fはなぜか男性多し。
折り込みチラシ2枚、パンフ A4 1枚。物販。劇中使用某小道具とビデオDVD 500円。
カーテンコール2回3分。
篠井英介と俳優仲間によるライブハウスで演劇企画。ファンのベテラン女子達で
客席は一杯。
構成。作演出でなく責任者と、俳優達がもちよった４話オムニバス。終わるたび、
篠井さんが悪のりや台詞が聞きがたいなど「お詫び」、苦情は責任者へと場繋ぎMC。
これも普段にないお楽しみ。
・ブリティシュ皇太子殿下
20年続いたバンドに解散の危機。まあ、エアならぬ口演奏だし、本音はストッキング
好き、うどん喰い、日舞好きとそれぞれ趣味が違うし…。 ばかバンドがノリだけで
やってますライブ。モンティパイソンかという、シリーなギャグばかり。勝手気まま
だけど、サービス精神たっぷりと楽しませてくれ。
MC お詫び。帰らないでに笑い。こういうのではない毛色が違う芝居をあと３つ
します。2Fと温度差を感じると、この後もたびたび反応チェック。
・友達
男2人がお好み焼き屋へ向かう途上のぽつぽつ語り。一方(崇史)ばかりがよく喋る。
自転車の男と出会い、寡黙な男(聡）は聾唖者だと判る。2人手話間の崇史の疎外感、
つれだっての解け合い。男達の関係性を言葉だけに寄らず、繊細に描いた佳作。
表情目線、歩き方、ふとした間合いに気持ちが滲む、役者の巧さと個々個性が
楽しめる一編。
MC なぜかお詫び。2F席は台詞が聞き取れなかったでしょうと。
・ガラスのお面
言わずもがな、期待通りのパロディ。原作通りにハイライトのシーンをつなげ、
おバカにアレンジ。君たちの体はギャグでできているのかという、役者バカの熱い
演技がいちいち愉快。演劇好きのラーメン出前少女、横浜から都内の劇場までなぜか
3時間走って出前、その上客席に忍び込んで3時間半ちゃっかり観劇。野太い声と髭が
青い！、美丈夫な月影先生が登場。髪に隠された片目に少女笑い耐え、一体どんな
秘密が。
お嬢様女優との勝負シーン。結構可愛い女子な草野さん。真顔ですっとこどっこい
なのに笑い。篠井さんは、紫の薔薇の人、桜小路君、研修所の嫌味な子から、居酒屋
の親父、ホール担当まで八面六臂。次がなにがでるかのお楽しみ。若草物語。
ベス役の日常から俳優修業では聡さんの日常映像。「こんどは女装ですか、実家に帰り
マス(記号)」と妻から達筆の去り状、やんちゃの実子の育児ぶり。物陰から通行人に
怪しまれながら見守る月影先生に笑い。紅、手(に）職 ってよくわからない手拭い
と梅の木キャラの関係。手拭い(と聡さん映像)を売りますの終演後MCにまた笑い。
・天狗裁き
古典落語を芝居に。うなされていた亭主を起こし、夢を聞くが覚えていないという。
相手は信じなくてけんかとなる。話が大きくなりながら、繰り返していく面白さ。
立体落語をかっちり芝居でみせ。聡さんの純朴な亭主、草野さんの気が強くて
艶っぽい女房、崇史さんのマンガキャラと股間に天狗面コス、篠井さんの清涼な
男ぶり。
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