＠伊丹 AI・HALL(2011/8/19-21 4ステージ)
http://www.aihall.com/
全自由（整理番号付） 前売3500円 当日4000円
構成･振付･脚本･演出：上海太郎 振付：室町瞳
舞台監督：谷本誠[ＣＱ] 照明：吉本有輝子
音楽：多久雅三，駿田千佳 音響：Alain Nouveau
衣裳：勝原理江、井本惇子[演劇秘 密結社ピーピー ・スー]
宣伝美術：東學［188］ 宣伝写真：山田徳春（STUDIO 500G.）
制作：松井康人，石垣佐登子 企画・製作：上海太郎カンパニー
出演：
上海太郎 ：チャーリー
室町瞳 ：アルジャーノン、アリス（養護学校教師）
浅野彰一［あさの＠しょーいち堂］：ニーマー教授（プロジェクト主任）、父親マットほか
坂本さやか：ストラウ ス博士、パン屋の主人ドナーの妻ほか
堀江勇気［尼崎ロマンポルノ］)：助手バートほか
加門功 ：パン屋の主人ドナー？
浦川舞奈：母親ローズ？
駿田千佳
増井友紀子［悲願華］
2011/8/20(土)小雨 7:04-9:13PM(2'08)後方中央 客席7割（100人）
客層：30才台中心に幅広く。女性過半数。
客入れ：整理番号順に呼び出し。いつもながら舞台からはみ出す幅広
客席。雛壇6列。センターよりに誘導。舞台脇に2列づつ、今回は誰も
座らず。その後ろにテーブル、ベンチがあるけど、そこでの芝居はせず
都度中央に持ち込み式。折り込みチラシ厚め。パンフ A5 3ページ。
挨拶、役者を野球選手に見立てての辛口コメント、物販。次回公演の
記載なし。 カーテンコール2回1分。
パンフによると、世界がどうなってしまおうとやりたいことをやり続ける、それで
20年前からやりたいと思っていた芝居「アルジャーノンに花束を」を上演すること
にしたとか。
舞台。素舞台。ベンチとテーブルを持ちこみ式。後方一段高く、施設など
屋内設定で使用。
お話。32才だが知能は6才児のチャーリー。頭が良くなりたいと常に願い、手術を
うけて超天才となる。先んじて手術をうけた二十日ねずみアルジャーノンが
めざましい成果をあげたことも後押しとなり。
ダンスパフォーマンス身上の彼らだが今回は演劇、それもガツンとくるストレート
プレイ。物語は原作を素直になぞり。チャーリーの運命と孤独な心中を豊かな表現力
を滲ませて、上海太郎が淡々切々と演じ。感動を装わず、飾らずありさまを描いて、
しみじみ沁みるねこ。
アルジャーノン役の室町瞳はバレエ公演なねずみ部分着ぐるみ。ちょっと生意気な
キャラともキュートなのに、「白鳥」のオデット姫ソロを小気味よく舞って素敵。
お家芸のダンスやコミカルな演出場面も結構いれてメリハリ。パン屋調理場での
モブダンスやチャーリーの葛藤を5人超の内心コロスとバタバタと表現したり、
面白いところ。天才チャーリーでの上海太郎のねちっこいセクシーな歌、20ヶ国語を
操る(半分は日本の方言。ちなみ劇会話は関西弁で翻訳物感ほぼなし）等サービス
あり。
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