＠初台 新国立劇場 オペラ劇場(2011/11/23,26,29,12/3,6 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席23100円 A席18900円 B席12600円 C席7350円、D席4200円
Z席1500円（抽選及び当日販売）
作曲：アントニーン・ドヴォルザーク 指揮：ヤロスラフ・キズリンク
演出：ポール・カラン 美術・衣裳：ケヴィン・ナイト
照明：デイヴィッド・ジャック 合唱指揮：冨平恭平
音楽ヘッドコーチ：石坂宏 舞台監督：村田健輔 合唱：新国立劇場合唱団
管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団 製作：新国立劇場
出演； オルガ・グリャコヴァ ：ルサルカ ビルギット・レンメルト：イェジババ（魔法使い） ペーター・ベルガー ：王子 ミッシャ・シェロミアンスキー：ヴォドニク（水の精） ブリギッテ・ピンター ：外国の公女 井ノ上了吏 ：森番 池田香織 ：第二の森の精 加納悦子 ：料理人の少年 清水華澄 ：第三の森の精 安藤赴美子 ：第一の森の精 照屋睦 ：狩人
2011/12/03(土)曇 2:04-5:31PM(55/休28/45/休23/50)2F下手 客席ほぼ満員(1800人)
客層：中年層最多の大人客席、カップル多め、女性過半数。
客入れ：チラシは希望者のみ。パンフ B5両面 あらすじと配役など。物販。パンフ
B5 1000円。読み物充実。カーテンコール2回6分。
ドヴォルザークの歌曲、初見ねこ。国立劇場の歌舞伎同様に希少な演目を発掘する
のがらしいところ。
舞台。ドールハウスな装置で少女がみた夢世界を冒頭と幕切れで演出。本編は一面の
ブルーで水面下世界とか。これらをまるごと盆にのせて移動＝世界を現出＜＞消失
させる、本劇場ならではの大仕掛けあり。
お話。人魚姫みたいな。水の精ルサルカは王子に恋、魔法使いに頼んで自分も人間に
してもらう。王子と結婚できたが、人間界では話すことができない。やがて、王子は
心変わりをし、ルサンカは疎んじられる。ルサルカを哀れんだ水の精によって、
王子は呪いをかけられ、我に帰る。王子はルサルカのもとへ赴くが、死の口づけを
受けて息絶えてしまう。なんてこったい。
叙情的で美しい音楽、序曲から心奪われるねこ。物語はステレオタイプで平板、
展開はちと退屈。絶望的な終幕は重い。けど、童話の本を閉じてしまえば幻な、
少女の夢構成が虚無感を残しつつ、救いあり。
ルサルカ役・オルガ。透明感のある声が魅力。言葉封印の芝居は歌手には酷も、
好演。王子・ペータ。大丈夫かなと不安な出だしも、後半盛り返し。魔法使い・
ピルギットが表情豊か。
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