＠初台 新国立劇場オペラ劇場(2012/1/19,22,24,27,29 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席21000円 A席15750円 B席10500円 C席6300円、D席3150円
Z席1500円（抽選及び当日販売）
原作：アンリ・ミュルジェ 台本：ルイージ・イッリカ、ジュゼッペ・ジャコーザ
作曲：ジャコモ・プッチーニ(初演1896年) 全4幕
指揮：コンスタンティン・トリンクス 演出：粟國淳
美術：パスクアーレ・グロッシ 衣裳：アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明：笠原俊幸 舞台監督 ：大仁田雅彦 合唱指揮：三澤洋史
合唱：新国立劇場合唱団 児童合唱：東京ＦＭ少年合唱団
管弦楽：東京交響楽団 芸術監督：尾高忠明 制作：新国立劇場
出演：
ヴェロニカ・カンジェミ：ミミ(お針子)
パク・ジミン ：ロドルフォ(詩人)
アリス・アルギリス ：マルチェッロ(画家)
アレクサンドラ・ルブチャンスキー：ムゼッタ(マルチェッロの恋人)
萩原潤 ：ショナール(音楽家)
妻屋秀和 ：コッリーネ(哲学者)
鹿野由之 ：べノア(家主)
晴雅彦 ：アルチンドロ(ムゼッタのパトロン)
糸賀修平 ：パルピニョール(おもちゃ屋)
ほか
2012/1/22(日)曇 3:04-5:57PM(58/休28/26/休23/30)2F上手 客席ほぼ満員?(1700人?)
客層：中年層中心に大人寄りに幅広く。男女半々かな。
客入れ：当日券不明。終演後バックステージツアーあり、定員30名 200円 1時間。
予定があったので抽選申込みパス。物販。パンフ B5 1000円。読み物多数。
カーテンコール各幕毎1回2分 終演5:52PM 後、2回5分。
今プロダクション3演目とか。
舞台。灰色の天窓のあり、調度無しの屋根裏部屋。カルチェラタンの雑踏など。
俯瞰した町や登場人物の生活コラージュを描いた紗幕ごしに各開幕。雑踏では
3階建てアパートが動き始めたり、車が走り込んできたりして、維新派かよ！と
つっこんだりするねこ。
お話。19世紀パリ、貧しくとも心は錦と暮らす芸術家達。はかなく逝ったお針子の
娘と詩人の悲恋と、対照的な画家カップルの賑やかな擦った揉んだ恋愛を中心に
描く人間模様。
安心、美味しい幕の内オペラ。甘く酔わせる強力プッチーニ音楽のソースベース、
基本しっかり素材なソリストと程よく歌うオケ、わかりやすい演出と装置。まったり
満腹ねこ。一幕の明るい未来、二幕の春の別れを歌う場面が悲劇の予感の前に、
やるせなく。ブルーとオレンジら、沁みる照明も相乗して、しみじみねこ。
鈴が鳴るような透明感のある声、ヴェロニカ・ミミ。熱く情感溢れる、パク・ロドル
フォ。主役2人に増して印象深いのは、アリス・マルチェッロの暖かい滋味深さと、
アレクサンドラ・ムゼッタのトランペットな輝かしさ。いずれ4人ともとてもエモー
ショナルな歌唱で、デュオ、トリオではええのうと酔わせてくれ。
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