＠渋谷 シアターコクーン（2012/5/4-27 28ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席9500円 A席7500円 コクーンシート5000円
作・演出：岩松了 美術：伊藤雅子 照明：沢田祐二 音響：藤田赤目
衣裳：山下和美 ヘアメイク：宮内宏明 擬闘：栗原直樹 歌唱指導：伊藤和美
舞台監督：福澤諭志 演出助手：坂本聖子 宣伝美術：東學 宣伝写真：須佐一心
宣伝衣裳：山下和美 チーフプロデューサー：加藤真規
プロデューサー：松井珠美、大宮夏子 企画・製作：Bunkamura
出演：
・志波崎組
風間杜夫：水野(幹部 組長の息子・故タカヒロの舎弟森本に撃たれ入院中)
市川実和子：ヨシエ(看護師）
・増岡組
石住昭彦：増陸（組長）
松雪泰子：ヤスコ（組長の愛人 志波崎組組員・故タカヒロの恋人）
清水優 ：シンジ（その息子）
深水元基：三木本（組員）
吉見一豊：白石（弁護士）
・矢嶋組
堤真一 ：坂本（若頭補佐）
小池徹平：泊（組員 加奈子の恋人 舎弟をシンジに殺され、単身復讐に走る）
倉科カナ：可奈子（坂本の妹）
浅野彰一：須崎（若頭）
太賀 ：吉岡（組員）
鈴木伸之：田沢（組員）
・その他
荒川良々：片目（俳優）
村治佳織：ギターの女
2012/5/4（金）晴 5:03-7:53PM（82/休15/70）2階前方 客席超満員（770？人）
客層：20-30才代中心に女性7，8割。おじさんも結構。
客入れ：M2の当日立見席満員、2Fも5人ほど。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
物販。パンフ A4 40ページ 1800円。岩松了×高橋陽一郎（NHK）対談、出演者対談
収録。物販に長蛇の列も販売員4人でちゃきちゃきと捌き。カーテンコール3回2分。
同タイトル作のその後。
舞台。石畳の床、ヨーロッパ建築のようなレンガの壁や柱。教会ドームのような
紡錘型の奥行きが日本とは思えず、エキゾチック。
お話。お家騒動から自滅した志波崎組のその後。覇権を争う増岡組と矢嶋組の抗争が
勃発。復讐のため暴走した組員、妹の恋人を助けようと、矢嶋組の坂本は一計を
巡らす。一方、志波崎組の騒動に絡む男の元恋人、現在は敵対する増岡組組長の
愛人は思わせぶりに男達が翻弄し、心をかき乱す。かくして、誤解とすれ違いが
重なり、罪なき者達が犠牲となる惨劇が再び。
残酷任侠、男女、また残酷青春物語を、色濃く語る岩松節が堪らないねこ。
人物相関、背景を結構見失うも、時々の切なにスパークする、ぎりぎりの会話群◎。
その荒くれと詩情、哀切と愛嬌のダブルバインドに痺れるねこ。紋きりの舞台なんて
もう見たくない、岩松了最高と思うことしばしですよねこ。堤真一、松雪泰子だけ
でも十分に匂い立つのに、ギタリスト村治佳織が加わって、もう掻き立てまくり。
三つ巴ムーディに酔いしれるねこ。
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