＠渋谷 シアターコクーン(2011/1/4-26 27ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 S席9500円 A席7500円 コクーンシート5000円 中2階立見3500円
作：W.シェイクスピア 翻訳：松岡和子 潤色・演出・美術・衣裳：串田和美
音楽：つのだたかし 照明：斎藤茂男 音響：市来邦比古 ヘアメイク：西川直子
美術・衣裳助手：松岡泉 衣裳進行：中野かおる 演出助手：矢本翼子
舞台監督：大垣敏朗 宣伝美術：合同会社テント 宣伝イラスト：串田和美
制作：森田智子 プロデューサー：加藤真規、松井珠美 企画製作：Bunkamura
出演：
松たか子 ：ヴァイオラ(シザーリオ)、セバスチャン
石丸幹二 ：オーシーノ、吟遊詩人
りょう ：オリヴィア
荻野目慶子：マライア
大森博史 ：サー・トービー・ペルチ
真那胡敬二：船長、アントーニオ
小西康久 ：役人
酒向芳 ：ヴァレンタイン
内田紳一郎：フェイビアン
片岡正二郎：キューリオ
目黒陽介 ：ジャグリング [プラノワ]
小春 ：アコーディオン [プラノワ]
ギデオン・ジュークス ：チューバ
つのだたかし ：リュート、司祭
飯塚直子 ：パーカッション、リコーダー
片岡亀蔵 ：サー・アンドルー・エイギュチーク
串田和美 ：マルヴォーリオ
笹野高史 ：フェステ(道化)
2011/11/4(火)快晴 7:05-9:50PM(1'07/休14/1'23)1F最前方上手 客席超満員(750人)
客層：20-30歳代中心 女性7割。単独客も結構。
客入れ：立見に余裕あり。ロビーで無料パンフ A4両面置き。折り込みチラシそれなり。
最前A列、張り出し舞台で直近。物販。パンフ A4横 24ページ。役者それぞれがイメ
ージした「十二夜」のイラスト等＋11人のアーチスト作品掲載。ミニトート 1500円。
スケッチブック600?円。 カーテンコール 演出込み3分後、1分1回。手拍子が沸いて
いい感じに盛り上がり。9:50PM終演。
お馴染みのロマンチックコメディ ロングラン公演。
舞台。潮風に晒された広い桟橋、後方に砂原。上手に座礁した帆船、下手に朽ちた
野外舞台のミニチュア。海原と青空が天井まで立ち上がり。
お話。難破上陸した国で、行き違いをする双子の兄妹。その妹を中心にした、傍目に
愉快な恋の勘違いと悪戯の顛末と、片思いの切なさを描く。
シアター イン シアター 登場人物の中の自分 を見つける私たちの「十二夜」趣向
串田演劇お得意の舞台上舞台で演じられる恋の勘違い。冒頭と終いは幻想シーンで、
舞台世界へ誘い、また戻り。役を演じている登場人物、とりわけて妹ヴァイオラは
自身をモノローグで振り返り。離れた兄を共にあると思う姿が切なく。祝祭演劇の
ドタバタ劇の中、しゅんとしたその真情にしみじみねこ。また、笹野さん演じる道化は
祝祭劇の蚊帳の外で孤独を噛みしめ、またしゅんとさせ。
と、湿っぽいことを書いたけれど、自由劇場同窓会な全役者による賑やかな楽器
演奏、活きのいい演技、台詞の応酬をニコニコと楽しむねこ。ジャグリング・パフォ
ーマンスや御大自らの着ぐるみ演技も御陽気。モデルにカッコよく、コミカルな面も
素敵なりょうさん。満面の笑顔と時折の愛の影が愛おしい、荻野目慶子さんが取り分け
印象に残り。
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