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 三条会「ひかりごけ」

 @下北沢 ザ・スズナリ(2012/5/30-6/3 ステージ)
 http://www.honda-geki.com/suzunari.html
 全指定 予約前売3300円 当日3500円 わりびき券1800円(カンフェティのみ)

 作:武田泰淳 演出:関美能留 美術:石原敬 照明:岩城保 舞台監督:森下紀彦
 フライヤーデザイン:京 (kyo.designworks)  制作:久我晴子
 出演
 第一幕
 船長:江前陽平
 西川:角北龍
 西川:篠崎大悟[ロロ]
 西川:呉キリコ
 八蔵:渡部友郎[三条会]
 五助:工藤真之介

 第二幕
 榊原毅  [三条会]:検事、船長
 立崎真紀子[三条会]:裁判長
 近藤佑子 [三条会]:弁護人
 大倉マヤ     :船長

 2012/5/30(水)晴 7:35-8:53PM(1'17)最前下手 客席9割(100?人)
 客層:20-30歳代中心、男女半々。4月に退団した大川潤子さんの姿もあり。
 客入れ:舞台と間をおいて、ひな壇に椅子10列。折り込みチラシそれなり。
 パンフ A4 1枚。挨拶、配役、スタッフ。物販未確認。カーテンコール1回1分。

 再演を重ねる作品とか、ねこ初見。前回公演とは全然違う演出のよし。
 舞台。パースが効いた床と天井装置。前半の洞窟を摸し。後半は一転花畑となり。
 お話。遭難し食人によって生きのびた船長。やがて事件が明るみとなり、罪を糾弾
 されることに。

 普段のなり、一役複数で誰でも起こりえる苦境と描く。罪を問うことが、常識に
 固着することが、時に理不尽な仕打ちになるなあ、など、事件、物語を描くより
 真情を浮かばせてた舞台に思うねこ。前半遭難中経緯。指を繋げる、口にくわえて
 解くなど象徴的仕草で事件と心情を描いて巧し。洞窟装置のパース、白線と段差の
 一線もまた。配役表にはないバイオリン演奏の大倉マヤが、観客視点で常駐。
 後半、ただ怯え、戸惑う船長役で弱者とし、事件の隠れた問題を忍ばせてて感心。

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