＠下北沢ザ・スズナリ(2010/1/5-9 6ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全自由 一般 前売予約3300円 当日3500円 学生2000円
原作：Ｗ・シェイクスピア 構成・演出：
舞台美術：石原敬 照明：岩城保
出演：
榊原毅 ：リオンティーズ(シチリア王）、時
近藤佑子：ハーマイオニ（リオンティーズの后）
中島愛子：マミリアス（シチリアの王子）
橋口久男：パーティタ（リオンティーズとハーマイオニの娘。生後まもなく棄てられる）
永栄正顕：カミロー（シチリアの貴族。ポリクシニーズについてボヘミアへ行く）
佐々木透[リクウズルーム]：アンティゴナス（シチリアの貴族。パーティタを棄てる命をうける）
大川潤子：ポーリーナ（アンティゴナスの妻）
渡部友一郎：ポリクシニーズ（ボヘミア王。リオンティーズの幼なじみ）
立崎真紀子：フロリゼル（ボヘミアの王子。パーティタを熱愛）
ねことロバ人形 ：クリオミニーズとダイオン（シチリアの貴族。神託を受けにデルファイへ行く）
関美能留 ：犬
2011/1/6（木）晴 7:00-8:39PM(1'38)最前方中央 客席8割（60人）
客層：20-30歳代中心で幅広く。男女半々。
客入れ：舞台前広場を挟んで、ひな壇に椅子8列。まったり埋まり。折り込みパンフ
A5 配役、あらすじ、予定掲載。次回公演。2/18-21，3/25-28アトリエ公演
「失われた時を求めて」。 物販なし。 カーテンコール1回1分。
舞台。花畑が描かれた床と後方衝立。平台に学校机が横並び。冬の向こう、また足下
に春が待ってますよな、意味合いかしらん。
お話。シチリア王は妻と親友・ボヘミア王の仲を疑い、王女を荒野に捨てさせる。
嫉妬止まらない王は神々の信託を疑い、結果王子と妻の死の知らせを聞くことに
なる。そして16年の歳月が流れ、物語は一転、和解の場へと向かう。
趣向、演出が楽しい三条会の演劇。作家への敬意と舞台の創意にあふれ。テキストは
原作通り、訳はちと古めかしく。役者のなりは、高校制服男女と先生。臣下、家族と
王様の役柄を、青春の恋やままならぬ立場に重ねる趣向。慇懃な原作台詞の合間、
真情を現代口語で語らせたりして効果的。歌謡曲らの曲の旨さはお家芸。ほか亡き人
＝彫造演技、変装＝脱衣、老いる＝子供に返る など捻った演出が続々登場して、
スパイシー。不自由な人達を自由に描く、演劇ならでわの工夫がわくわくと面白い
ねこ。 役者は演出に負けず強力。とりわけて発声。滋養になるもの食べて、健康が
基本な強さに溢れてて、心地良いねこ。
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