＠小竹向原 アトリエ春風舎(2012/6/16-24 11ステージ)
http://www.komaba-agora.com/access.html
全自由 予約1500円 当日2000円
作・演出：大池容子 照明・舞台監督：黒太剛亮 音響：植木麻衣子
制作・ドラマターグ：金澤昭（青年団制作部／うさぎストライプ）
宣伝美術・ブランディング：西泰宏（うさぎストライプ）
企画制作：青年団／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
総合プロデューサー：平田オリザ
出演：
亀山浩史 小瀧万梨子[青年団]、森岡望[青年団]、緑川史絵[青年団]、
由かほる[青年団]、安倍健太郎[青年団]
2012/6/18(月)曇 7:05-9:59PM(54)中段中央より 客席満員(25人)
客層：20-30歳代と中年層。男性過半数。
客入れ：開場時数人、ぽちぽち埋まる客席。ひな壇に椅子4列。床に座る芝居が
多く、また広く使うので後方の見易いとこが○。折り込みチラシそれなり。
パンフ A4四つ折り 挨拶、俳優予定、スタッフ。物販なし。カーテンコール1回。
初見ユニット。
舞台。床の上にまるくランドセルやら小学生学習雑貨が散らかり。役者達は板付きで
思い思いに遊んですごし。頭上に同様ぐるりと裸電球の列。
お話。20才かそこらの男女が小学同窓会。引きづる恋バナ、忘れていた痛みがしだい
生々しく浮かび上がる。知らない子がいて、誰より自分らを知っていて、
そこら加速させられて…。
名の通り動きまくりん、で楽しさに増す辛さのほどが切々と体感させられ。ボールが
大活躍。対話で受け渡し、モノローグで壁打ち、集中攻撃されてやり返してと心象
補填。冒頭、主人公女性を囲んでランドセルを取られないよう受け渡し、ゲームかと
見ていたのが後半では虐めと、別の光景に見えたり。動線はほぼ円周上で閉塞感醸し
今だ幼年期を抜けられぬ、逡巡する20代の青春残酷物語を切なくみまもるねこ。
とはいえ、痛みを持ちながら躍動し続けられることは若さの証でもあり、遠い憧れの
ような、暖かい気持ちも抱かせ。次回どんなか気になる存在ねこ。
[月間一覧］