＠初台 新国立劇場オペラ劇場(2012/10/2,5,8,11,14 5ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席1階正面 26250円 S席1階 26250円 S席2階 26250円
A席2階 21000円 B席3階 14700円 B席2階ドア側 14700円 C席4階 8400円
C席3階ドア側 8400円 D席 5250円
台本：モンタギュー・スレイター(ジョージ・クラブの詩「町」による)
作曲：ベンジャミン・ブリテン 指揮：リチャード・アームストロング
演出：ウィリー・デッカー 美術・衣裳：ジョン・マクファーレン
照明：デヴィッド・フィン 合唱指揮：三澤洋史 音楽ヘッドコーチ：石坂宏
舞台監督：大澤裕 合唱：新国立劇場合唱団 管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
舞台装置・衣裳・小道具:ベルギー王立モネ劇場
衣裳:モマ・ワークショップ(大島ひろみ) ワードローブ:モマ・ワークショップ
ヘアメイク:オクマツ 制作:新国立劇場 芸術監督：尾高忠明
2012年10月2日新国立劇場プレミエ ベルギー王立モネ劇場からのプロダクション・レンタル
出演：
スチュアート・スケルトン：ピーター・グライムズ
スーザン・グリットン ：エレン・オーフオード
ジョナサン・サマーズ ：バルストロード船長
キャサリン・ウィン=ロジャース：アーンテイ
鵜木絵里 ：姪1
平井香織 ：姪2
糸賀修平 ：ボブ・ボウルズ
久保和範 ：スワロー
加納悦子 ：セドリー夫人
望月哲也 ：ホレース・アダムス
吉川健一 ：ネッド・キーン
大澤建 ：ホブソン
2012/10/14(日)曇 2:04-5:05PM(55/休28/1'29)2F最前下手 客席ほぼ満員？(1800人)
客層：大人中心、男女半々 ほぼカジュアル。
客入れ：当日券不明。休日とあって満遍なく埋まり。チラシはロビー置き。パンフ
B5両面。物販。パンフ B5 1000円。対訳リーフレット 500円。
カーテンコール1+3回 9分。客席に温度差あり。
ブリテンの1945年初演オペラ 初見ねこ。
舞台。極シンプルで巨大な抽象装置。一面の黒。とっても八百屋舞台にビル何階分
か両開き壁。間仕切りの加減で礼拝堂になったり、広場になったり。背景に雲海。
居酒屋や主人公部屋では、壁やドアも傾斜。衣装は暗色、美術とも陰鬱なムードを
醸し。
お話。村人からのけ者扱いの漁師・ピーター・グライムズ。生来仕事の腕はよく、
なんとか自分を認めさせようと懸命。徒弟の少年を厳しく扱い、2人まで死なせて
しまう。理解者の元女性教師や判事は援護するが、悪魔呼ばわりする村人の怒りは
止めらない。
ガツンとくるシリアス・オペラ。ストレートプレイでも見たい脚本。マイノリティ
、個と集団の問題を描きつ、生きることの過酷さを普遍的に浮かばせて重々。音楽は
不協和音ら複雑な音響とシンプルで美しい旋律が相伴い、物語と見事に呼応して
迫り。主役スチュアート・スケルトンは地を揺るがすかのように強く迫り、
女性教師役スーザン・グリットンは意志強く優しく訴えかけ。定評のコーラス、
個性の脇役陣とも充実。再演してくれた劇場に感謝したいねこ。
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