＠赤坂見附 赤坂RED/THEATER(2012/10/13-21 11ステージ)
http://www.red-theater.net/
全指定 4000円 若者割引3000円
作・演出：土屋亮一 舞台監督：谷澤拓巳、棚瀬巧 創作補佐・映像：冨田中理
照明：伊藤孝 音響：井川佳代 美術：泉真 制作：高田雅士、荒川真由子
企画・製作：シベリア少女鉄道
出演
染谷景子 ：東堂（とうどう）
加藤雅人[ラブリーヨーヨー] ：佑（たすく）
高松泰治[ゴキブリコンビナート]：栗谷（くりや）
齊藤由衣 ：照華（しょうか）
横溝茂雄 ：助十郎（すけじゅうろう）
藤原幹雄 ：遠藤（えんどう）
土屋亮一 ：先生（せんせい）
2012/10/15(月)晴 7:34-9:09PM(1'35)前方中央 客席8割(110人)
客層：20-30歳代中心 スーツ男性ぽつぽつ 男性過半数。
客入れ：最前Ｃ列。後方に空席。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 2ページ。
挨拶、配役、スタッフ。物販なし。カーテンコールなし。
演劇そのものどんでん返し・土屋亮一最新作。
舞台。リアルなビル屋上。正面手すりと青空。下手に給水塔、機械室。
壁に「ステップアップ番号」が開演前から投影。
お話。中二病ど真ん中のダークファンタジーモチーフ、なのかな。変わらないはずの
日常、そこにも魔界の闇は忍び寄っていた。封印された女の記憶。彼女を見守る
未来からきた男。妻を失い、事件の真相に迫ろうとする刑事。鍵を握る、片目眼帯の
黒魔術を使う少女。突然現れた、狐面の怪人。それぞれの疑問疑念、思惑が積もり
積もった末、「世界」は彼らに伏線回収を望むのだった。
前半大風呂敷、後半とほほ撤収、ラストにどんでん返し。ゲーム趣向でわかりやすい
今回。後先を考えずに広がる日常に闇のファンタジー。謎めく設定と言葉が中二病、
キャラがいかにもライトノベル。眼帯少女はまさにそんなタイトルの作品キャラ。
エヴァンゲリオン、二十世紀少年彷彿のそれと、パニックに至る展開に場内くすくす
笑い。
たび、ステップアップの数字が上がり（事が収まると下がる）、100超となり。
後半はだされた謎の解決、というかこじつけ、にもならない無茶むりくり言い訳。
下がるばかりでなく、判定者が気に入らないと変わらない、また新たな謎がでると
数字上がりと、笑いを度々誘い。最後はそれまでの設定から飛躍、「見せ物化」して
呆れさせ。いつもながら同じ言葉が別の意味になる面白味添え。
中盤、間が抜けた時が長すぎ、だれるとかあるけど、最後は呆れさせてくれて
楽しいシベ少健在。さもありげに真顔で演じる役者が愉快。旗揚げメンバー
藤原さん。唯一日常キャラなのに、生硬芝居が違和感を醸すのが面白し。
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