＠高円寺 座・高円寺1(2012/01/25-29 9ステージ)
http://za-koenji.jp/home/index.php
全席指定 前売当日とも 4000円 若者割引3000円（25才以下)
作・演出：土屋亮一 創作補佐：冨田中理 照明：伊藤孝 音響：井川佳代
音楽：カンケ（主題歌 arrive） 美術：泉真 衣裳：さかくらきょうこ
小道具：畠山直子 演出助手：田村友佳 舞台監督：谷澤拓巳、佐藤恵
制作：高田雅士、保坂綾子 企画・製作：シベリア少女鉄道
企画：ヴィレッヂ 細川展裕 提携：座・高円寺／NPO法人劇場創造ネットワーク
後援：杉並区
出演：
大川藍[アイドリング!!!]
篠塚茜
染谷景子
羽鳥名美子
石井舞
上福元沙織
鈴木由里
藤原幹雄
加藤雅人[ラブリーヨーヨー]
高松泰治[ゴキブリコンビナート]
篠原正明[ナカゴー]
小村裕次郎
2012/1/25(水)曇 7:35-9:10PM(1'35)前方中央 客席ほぼ満員(260人)
客層：野郎ばっかり、8割以上。20歳代～中年層まで幅広く。
客入れ：ひな壇にA-K列の通常客席。舞台が高めで4，5列目が丁度いいかな。
折り込みチラシ数枚、パンフ B5 3ページ。挨拶、出演、劇中歌歌詞。
次回公演 10月。物販なし。 カーテンコールなし、おまけに拍手もなし。
トリッキー演劇 土屋亮一最新作。旧看板女優 染谷景子が復帰。
舞台。書き割りな城壁装置が2段。壁に開口、左右に低い塔。
お話。中東。窮屈な王宮から逃げる王国の姫。砂漠に秘宝を探す者達。出逢うはずが
ない彼らが出逢う。その頃、王宮には闇の力が忍び入って。という前ふりの先に、
予想もしない世界のからくり、「もっと光を！！」(ちょっとねたばれ)。
漫画に笑えるパロディも、結構辛辣に社会風刺な今回。神の優雅な遊びかという、
演劇細工はファンタジー素材。じっと我慢の前ふりだけど、いつにまして美少女、
美女ぞろいで可愛い、かっこいいと目に保養。アイドル・大川藍、篠塚茜ら、
宝塚ですか？な羽鳥名美子、相変わらず口が減らない・染谷景子が印象。
どこで憶えたんだ？な大芝居や、思わせぶりな照明効果とかくすぐり、つっこみ
どころ満載。そんな通常芝居に必要のない演技、もはや苦役がねたと知られ、
終演後のチラシコピーをみると「もう働きたくない」とあるのに更笑い。
男性役者は高松泰治、小村裕次郎、篠原正明が髙さと太さ、演技力でさすがの存在感
対照的な藤原幹雄が、昔ながら薄いシベ少テイストを残しててニヤリ。
誰もやらない壮大な遊びなんだけど、昨年来の理不尽な社会情勢と、それでいて
殊勝な人々への風刺、毒あり。「(役に立たない)演劇にできること」としきりに
言われていたことへの逆説回答とも。モンティ・パイソン並みに辛口だなあと
思うねこ。
[月間一覧］