＠下北沢 ザ・スズナリ(2012/11/23-12/2 13ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全指定 前売予約 一般3800円 学生2800円 当日一般4200円 学生3200円
作：唐 十郎 演出：金 守珍 舞台美術：大塚聡＋百八竜 振付：大川妙子
照明：泉次雄（ライズ） 音響：N-TONE 劇中歌作曲：大貫誉
宣伝美術：宇野亜喜良
出演：
渡会久美子：艶（アメ横のドロップ売り）
広島光 ：青年(復員兵 牧村滝一)
金守珍 ：浪速(紙芝居貸し 大阪文化連盟)
染野弘考 ：先生(紙芝居屋 百池)
島本和人 ：ゲタ屋の親父、ブルさん
惇田圭菜 ：ブルさんの奥さん
水嶋カンナ：百合子(立ち退きを迫る)
全原徳和 ：白井（百合子の手下)
三浦伸子 ：言間房子(ガード下に住む)
小林由尚 ：左源太(浮浪児 三兄妹)
小川紘司 ：兆次(浮浪児 三兄妹)
今井和美 ：涙子(浮浪児 三兄妹)
2012/12/01(土)晴 7:35-9:01PM(1'23)最前方下手 客席ほぼ満員(140？人)
客層：20-30才代と中年層、大人よりに幅広く、男性過半数かな。
客入れ：ベンチ1、ひな壇に椅子10列。最前下手席には防護用ビニール準備。
たぶん大丈夫。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。写真付き配役、
背景解説、次回公演。1-2月 風のほこり再演、少女仮面、ロミオとジュリエット
＠アトリエ 物販。手拭1000円 2本で1800円＋ブルドックソースのおまけ。
カーテンコール1回3分。ゲネで唐さんが来て、演目を盛り上げろとの意味深コメント、
自力で急勾配階段を上り下りしていたとか。回復に向かっているようで嬉しいねこ。
唐十郎、劇団への書き下ろし第2弾。戦後の庶民、とある女性に当て、戦後を描き。
舞台。バラック小屋。上手の棚にゲタ、下手に傘。墨書の書き物、神社の護符が
張られ。部屋中央には不釣り合いにでかい和太鼓。
お話。敗戦直後の上野、御徒町。名作「おおかみ王女」の紙芝居屋と、彼を慕う
ドロップ売りの女・艶。子供に売るソース煎餅のソースを復員兵にぶつかって失い、
先生は紙芝居の1枚を無くなってしまう。大阪の貸し紙芝居・浪花は激怒して迫り、
紙芝居屋は廃業に追いこまれてしまうが。
唐芝居への敬愛の念あふれる舞台。艶の妄想と現実を荒くれと詩情をもって綴り、
唐ワールドを楽しませてくれ。とりわけて、女優陣が輝き。艶役渡会久美子は夢と
憧れに満ちた演技で魅了。水嶋カンナは歌う女傑、三浦伸子は傷ましく逞しい母を
たっぷり。演出自らな浪花役・金守珍のハイテンション芝居も楽しいところ。
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