＠中野 芝居砦 満天星（2013/1/18-27 ステージ）
全自由 前売3800円 学生2800円 当日4200円 学生3,200円 2作品共通券7000円
3作品共通券10000円
作：唐十郎 演出：金守珍 美術：宇野亜喜良
照明：泉次雄＋ライズ 装置：大塚聡＋百八竜 音響・劇中歌作曲：大貫誉
振付：大川妙子 宣伝美術：宇野亜喜良、福田真一 主催：新宿梁山泊
出演：
水嶋カンナ：春日野八千代
金守珍 ：ボーイ主任
稲荷卓央 ：ボーイ２、腹話術師の人形甘粕大佐
全原徳和 ：ボーイ１、看護婦
大鶴美仁音：貝(少女)
三浦伸子 ：老婆
広島光 ：水道飲みの男
染野弘考 ：腹話術師
傳田圭菜 ：防空頭巾の女１
今井和美 ：防空頭巾の女２
有栖川ソワレ：防空頭巾の女３
2013/1/23(水)曇 2;37-4:10PM(1'22)最前方上手 客席満員（60？人）
客層：20才代と中高年、女性過半数。Ｒ女史も観劇。
客入れ；状況劇場ポスターに囲まれたロビー兼喫茶で座って待つことでき。
開演17分前から10番ずつ呼び出し入場。ゆったり桟敷2、雛壇に座椅子席5、6列。
桟敷はよけれど、2回ある客席横の芝居場面が観がたく、中段が無難。
折り込みチラシそれなり、パンフ B5 3ページ。唐氏の執筆時の話し転載、
顔写真付き配役。物販。ポスター1500円。手ぬぐいは数で割り引き。
カーテンコール１回1分。
アトリエシリーズ。唐の書き下ろし作再演の次は、現代の古典上演。
舞台。洞窟のような地下喫茶。正面奥上手にバーカウンター。赤いスカーフまとう
ドクロが描かれ。背後に火山絵画。隣に急ピッチの螺旋階段。手前にソファ、
手洗い。出入り口はアーチを描き、人間の骨で縁取られ。鉄製階段には燃えさかる
本火薪木を置いたり。
お話。かつての宝塚歌劇団スターが営む喫茶「肉体」。人形を介して会話する
腹話術師、水道水をむさぼり飲んで去る男が常連。マスターの厳しい教育について
行けない従業員はままならない。そこにスターに憧れる少女と老婆がやってくる。
元スターは少女に一目惚れし、弟子とするが。
熱風が吹く、熱にうなされたような演技演出。唐十郎赤テント芝居の確かな後継と
頷くねこ。輝く役者陣◎。大鶴美仁音・少女貝。可憐もちょっと骨太なアンビバレンツ
ぶりが素敵。愛らしくも残酷な少女を演じて魅了。水嶋カンナ・春日野。堂々と
しかし危うい役柄を好演。金守珍・ボーイ主任。結構こわもて。
稲荷卓央・ボーイ２。愛嬌を添え、甘粕大佐役でロマンを漂わして素敵。
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