＠初台 新国立劇場 オペラ劇場(2013/5/19,22,25,29,6/1,2 6ステージ)
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 S席26250円 A席21000円 B席14700円 C席8400円 D席5250円 Z席1500円
作曲：ジュゼッペ・ヴェルディ 台本：テミストクレ・ソレーラ
指揮：パオロ・カリニャーニ 演出：グレアム・ヴィック
美術・衣裳：ポール・ブラウン 照明：ヴォルフガング・ゲッベル
振付：ロン・ハウエル 合唱指揮：三澤洋史 舞台監督：斉藤美穂
合唱：新国立劇場合唱団 管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
出演：
ルチオ・ガッロ：ナブッコ
マリアンネ・コルネッティ：アビガイッレ
コンスタンティン・ゴルニー：ザッカリーア
樋口達哉 ：イズマエーレ
谷口睦美 ：フェネーナ
安藤赴美子：アンナ
内山信吾 ：アブダッロ
妻屋秀和 ：ベルの祭司長
2013/05/25(土)晴 2:04-4:36PM(68/休28/49)2F下手 客席ほぼ満員(1800人)
客層：中高年中心、あと30才代女性。
客入れ：板付きにつき客席開場30分前。いつもの配役、粗筋1枚のほか、演出意図
抜粋1枚。物販。パンフ Ｂ５ 1000円。カーテンコール2回7分。偶像まで頭をたれて
いるのには笑い。
新製作。旧約聖書の唯一絶対神の存在をベースにした日本人にはぴんとこない作品を
「東京のための」演出を施したという。さあどうなっているのでしょう。
舞台。ブランド店が並んだ、ショッピングモール。その２階部分をリアルに
造り込み。中央に吹き抜け、地階の一部がのぞき、上手にエスカレータ（階段）。
パソコンショップはリンゴならぬ洋なしマークと遊び。店名は富など関連した言葉とか。
お話。バビロン捕囚が題材。ヘブライ人を富裕層にバビロニア軍はテロリストに
置き換え。ロミジュリな敵対する両国王子と姫の恋、さらに姫の出生の秘密を絡めて
描く。
置き換えが流山児事務所？という、小劇場演劇発想なのにニヤリ。経済が唯一神な
風刺設定がわかりやすし。これだけだと面白味がないけど、三角関係が絡む物語を
強力なソリストに歌わせて、人間ドラマに臭みをまして○。合唱はいつもながら
素晴らしく。今回は上下に動きまくり、演技まじりとハードル高いのに水準保持。
主役のソリスト、オケともバリバリと聞かせ。王女アビガイッレ・マリアンネ・
コルネッティ、ナブッコ役・ルチオ・ガッロとも濃い口で充足感高し。
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