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 シアターコクーン「シダの群れ 第三弾 港の女歌手編」

 @渋谷 Bunkamura シアターコクーン(2013/11/6-30 30ステージ)
 http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
 全指定 S席9500円 A席7500円 コクーンシート5000円
  @大阪 シアターBRAVA! 12/6-15 11ステージ
  @北九州 北九州芸術劇場 中劇場 12/21-23 5ステージ

 作・演出:岩松了 音楽:エミ・エレオノーラ 美術:伊藤雅子 照明:沢田祐二
 音響:藤田赤目 衣裳:伊賀大介、高木阿友子 ヘアメイク:宮内宏明
 擬闘:栗原直樹 振付:西島鉱治 歌唱指導:伊藤和美 演出助手:城野健
 舞台監督:福澤諭志 演出部:宇野圭一ほか 宣伝美術:東學(一八八)
 チーフ・プロデューサー:加藤真規 プロデューサー:松井珠美
 制作:金子紘子 企画・製作・東京公演主催:Bunkamura
 出演:
 ・都築つづき組
 赤堀雅秋:ノブ(組長の実子 SWAN店長)
 小林薫 :結城(若頭)
 岡田力 :新太郎(ノブの義兄弟)
 佐藤銀平:アキラ(森元を慕う)
 足立理 :タツ(組員)
 末吉秀太:トシキ(組員 和田部組に監禁される)

 阿部サダヲ:森本(元志波崎組 幹部水野を撃って逃走中)
 
 小泉今日子:ジーナ(SWAN クラブ歌手)
 吹越満 :山室(ジーナのマネージャー)
 市川実和子:ヨシエ(SWAN従業員?)
 戸井田稔:藤堂(バーテンダー)
 桜木テン:レンファ(歌手見習い 中国人)

 ・大庭組
 豊原功補:清水(幹部 SWAN常連客)
 永岡佑:立花(清水の運転手)
 
 ・Swan House Band
 エミ・エレオノーラ(pf)、佐藤正治(dr)、横山英規(bs)、平田直樹(tp)、
 ロベルト小山(sax)

 2013/11/20(水)晴 7:03-9:47PM(70/休15/80)1F前方上手 客席9割(700?人)
 客層:平均30歳代女性9割。
 客入れ:折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚 ロビー置き。物販。パンフ A4大
 1500円。相関図付き。カーテンコール2回5分。2回目はショーアップ。

 岩松了ヤクザシリーズ第三弾。組長を撃って逃走中の森本、とある港町での軌跡。
 舞台。昭和のダンスホール。上手バー、下手舞台。正面のバルコニーから港が見える
 設定。
 お話。組が仕切るクラブ、花形歌手のジーナにサンフランシスコ行きの話しがあるが
 マニラ経由という抗争の影響。そんなところに迷い込んだ一匹狼のヤクザ森本。
 苛烈さを増す騒動、見え隠れする男女の関係。ジーナと森本もまた…。花も実も
 結ばぬシダと絡む、はぐれ者群像劇。

 独特な心理劇、堪んないねこ。ヤクザな関係性、恐怖と裏返しの暴力が応酬。
 自問自答するよな岩松節の往還がそれぞれの危うさをつのらせ。もんもんと堪え
 忍ぶ?森本が、言葉で無くピストルに語らせるラスト。戻ってきたジーナ・小泉の
 諦観?とも印象に残るねこ。森本は親分になるまでのシリーズ構想とか、楽しみねこ。

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