＠渋谷 シアターコクーン(013/12/8-29 25ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
全指定 S席・特設S席 前売9500円 コクーンシート5000円 中2階立見 2階立見
作：W･シェイクスピア 翻訳：松岡和子 演出：長塚圭史[阿佐ヶ谷スパイダース]
美術：池田ともゆき 照明：小川幾雄 音響：加藤温 衣装：伊藤佐智子
ヘアメイク：稲垣亮弐 殺陣：諸鍛冶裕太 演出助手：山田美紀 舞台監督：芳谷研
製作：Bunkamura
出演：
堤真一 ：マクベス
常盤貴子 ：マクベス夫人、使者
風間杜夫 ：バンクォー、医者
中嶋しゅう：ダンカン王、シーワード、幻影
小松和重[サモ・アリナンズ]：マルカム
斉藤直樹 ：ドナルベイン、小シーワード、幻影
白井晃 ：マクダフ
池谷のぶえ：マクダフ夫人、ヘカテ(魔女たちの女王)
横田栄司[文学座]：ロス
玉置孝匡[PPPP]：レノックス
三田和代 ：魔女1
平田敦子 ：魔女2、侍女
江口のりこ：魔女3、老人
市川しんペー[猫のホテル]：貴族、シートン、幻影ほか
福田転球[転球劇場] ：将校、門番、マクダフの息子、幻影ほか
山下禎啓[花組芝居] ：暗殺者1、アンガス、ほか
伊藤 総[サスペンデッズ] ：暗殺者2、メンティス、ほか
井上象策 ：暗殺者3、ケイスネス、ほか
六本木康弘：フリーアンスほか
松浦俊秀 ：クロマティほか
菊地雄入 ：アバディーン、ほか
縄田雄哉 ：マクベス城の召使いほか
2013/12/08(日)晴 6:00-8:53PM(1'27/休15/1'03)1Fロビー側 客席ほぼ満員(780?人)
客層：平均30才代女性8，9割。
客入れ：センターステージ。前後ひな壇12列。ぐるり舞台上特設S 1，2列。サイド
4，5列。当日立ち見 中二階に4名だけ。開場時から山下さんら常駐注意。舞台上には
床板の隙間があるのでピンヒールが嵌まる、小銭等を落とす等あったら申し出願い。
開演定時から市川しんペー、福田転球から改めて注意、役者の声かけに暖かく応えて
のお願いと、客席備え付け小道具の使い方練習(ただし右手側にある人だけ）。
折り込みチラシそれなり。パンフ 配役表 1枚。物販。パンフ A4 1500円。
カーテンコール2回2分。
たび楽しみな長塚古典演出最新。
舞台。中央に六角形の島舞台。周囲も同様にさらされたデッキ然。片隅に水道蛇口、
リアルに水を流し。コロスはギャルソン風、いずれもメイクは白塗りにゾンビに
黒い隈がなされ。
お話。スコットランドの武将マクベス。三人の魔女にそそのかされて、王と盟友の
武将を殺し、王位を我がものに。しかし、王の遺児に討たれてしまう。
小気味よい現代化、マクベスを語るに欠かせない舞台。ラストの観客（市民）参加の
あれとか強烈。人にとって茶番しごくだろうけど。ねこは夢に見そうでどうして
くれる印象。
出来心でつまづいたマクベスをごく自然体の会話劇で描き、納得至極。亡霊、魔女に
しても超存在ではなく、私たちの心情にそう有様。ずっと客席で一緒に一部始終を
見てるしね。クールなバンクオー、恐れの裏返しな魔女も納得。平易な現代口語
芝居、観客へ話しかけ、バーナムの森やら参加型あり、なにより展開がスピーディ
で古典にありがちな無駄な重苦しさを感じさせず。見飽きた演劇ファンに新鮮で、
未知の子供には素直に楽しめる舞台と思うねこ。
役者は小劇場、ＴＶ出自に、シェイクスピア劇のベテランの混成。現代の言葉に
しても、しっかり原作古典のムードは残してて、耳に心地よし。
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