＠小竹向原 アトリエ春風舎(2015/04/17-26 ステージ)
全自由 予約当日3000円 前半割 予約当日2700円 平日マチネ割予約当日2700円
学割2500円
作・演出：玉田真也 舞台美術：濱崎賢二（青年団） 照明：井坂浩（青年団）
音響：池田野歩 衣装：正金彩（青年団） 制作：赤刎千久子（青年団）
宣伝美術・Web：牧寿次郎 総合プロデューサー：平田オリザ
企画制作：玉田企画、（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
木下崇祥 ：遠藤副司(無職。ごろごろ寝て過ごす）
吉田亮 ：遠藤正志(副司の兄。スナック？店長）
菊川朝子[Hula-Hooper]：湯川咲子(副司の彼女。スナック・ホステス)
大山雄史[五反田団] ：戸田重雄(スナック・ボーイ）
飯田一期 ：西田隆三（スナック・ボーイ 新人）
島田桃依[青年団]：平山直美（ホステスを辞めて食堂開業）
用松亮 ：吉本幸治(直美の元彼氏）
成瀬正太郎：岩崎一哉(故人。副司と東京で起業を志す）
2015/04/24(金)晴 7:33-9:14PM(1'40)中段中央 客席満員(35？人)
客層：20-30才代とおじさん。男性過半数。
客入れ：開場時数人。椅子4列。中央が見やすいと誘導。折り込みチラシそれなり。
パンフ A5 3ページ。物販。台本500円。カーテンコール1回。
舞台。スナック店舗、従業員畳休憩所。上手奥に暖簾掛け出入口。6畳の床にマンガ
やお菓子、下手にカラーボックスにミニ三面鏡。ぐるり周囲壁沿いにソファ、
ロッカー。正面カーテン越し、廊下奥にトイレ、店長の実家が壁向こうにある設定。
お話。起業に失敗してＵターン、実家に三年寝太郎の男。仲間の墓参りも寝てから
いくとどうしようも。無節操に借金するわで業を煮やす彼女と、甘い顔をする兄貴。
口やかましくて疎外されがちな従業員戸田が弄られ、ヒエラルキーの逆転や男女の
すったもんだが垣間見えたり、伺えたりのどん底模様。
無意にして過激な「ふつう」の人々。事件は起きないけど、ヒヤヒヤわくわくと
面白いねこ。ダメンズがとりどり勢揃い、女も結構酷くて、日常生活に必要のない
スパイシーな人間味が時折噴出。そこらを言葉にせずとも現す、伺わせる青年団
リンクの妙味お楽しみ。濃口の役者芝居ぞろい。最少の言葉でいらつかせる、
なんでもなさ過ぎる演技、木下さん。同様に目線芝居が豊富な、吉田さん。むやみに
ぐいぐいくるほか、リアクションが愉快な飯田さん。いるだけで魅せる、菊川さんと
むっちり上等の島田さん。恐くて哀れな、用松さん。イケメンなのに童貞、が定番の
謎、成瀬さん。哀しいほど愉快な「俳優大山」を堪能させてくれた、大山さん。
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