＠初台 新国立劇場 小劇場 THE PIT(2015/5/13-31 18ステージ)休演5/18,25
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定 A席5400円 B席3240円
＠兵庫県立芸術文化センター 6/6 1ステージ
作：ヘンリック・イプセン 演出：宮田慶子 翻訳 アンネ・ランデ・ペータス、
長島 確 美術：池田ともゆき 照明：中川隆一 音響：上田好生 衣裳：半田悦子
ヘアメイク：川端富生 演出助手：渡邊千穂 舞台監督：福本伸生
出演：
村田雄浩：ドクトル･ヴァングル(地元の医者）
麻実れい：エリーダ･ヴァングル夫人(その後妻)
太田緑ロランス：ボレッテ(最初の妻との娘)
山﨑薫 ：ヒルデ(まだ大人になっていない、最初の妻との娘)
大石継太：教師アーンホルム
橋本淳 ：リングストラン
横堀悦夫[青年座]：バレステッド
眞島秀和：見知らぬ男
2015/5/14(木)晴 6:30-9:28PM（1'28/休15/1'14)ロビー側前方 客席8割(250人?）
客層：中高年中心。女性8，9割。
客入れ:センターステージ、スタジアム7列。その上にバルコニー1列。
折り込みチラシ厚め。ロビー置き配役表1枚。パンフ B5 800円。
カーテンコール2回1分。
舞台。潮風に晒された船甲板然とした庭先デッキ。一方が東屋、他方が母屋の設定で
いずれも波頭または鼠返しとめくり上がり。ハイキング用な簡素な椅子とテーブル。
小さな白い花が盛大に慎ましく生けられ。
お話。慎ましく、しかしどこか虚しく暮らす後妻のもと、死んだはずの恋人が現れる。
揺れてしまいますですな後妻、内なる海の港に留まるか、外洋にでるのか…。
ざわざわ胸騒ぎ経由、女性立志という成るほどぽきんイプセン舞台。袋小路と出口で
揺れる人々を描く心理劇。内と外のイメージが土地、境遇、心象それぞれで折り
重なり、やがてほどけていくさまが劇的。恋愛メロまたはコメディドラマな趣向も
楽しい。自由に目覚める、男が及ばない女性を演じきる主人公・麻実れい。どんな
表情、立ち振る舞いも粒だってみえて流石。こうなると情けない男性象徴、
夫役村田雄浩の距離感絶妙な演技○。
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