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 新国立劇場 バレエ「白鳥の湖」

 @初台 新国立劇場オペラ劇場(2015/06/10-14 6ステージ)休演6/12
 http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/
 S席10800円 A席8640円 B席6480円 C席4320円 D席3240円 Z席1620円
  @茅ヶ崎市民文化会館大ホール 7/4

 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
 振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ 演出・改訂振付:牧阿佐美
 装置・衣裳:ピーター・カザレット 照明:沢田祐二 指揮:アレクセイ・バクラン
 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 出演:
 ・オデット/オディール
  米沢唯(10/13M)小野絢子(11/13S)長田佳世(14)
 ・ジークフリート王子
  ワディム・ムンタギロフ(10/13M)福岡雄大(11/13S)奥村康祐(14)
 ・ロートバルト
  貝川鍼夫(10/13M)輪島拓也(11/13S)古川和則(14)
 ・王妃
  楠元郁子
 ・道化
  八幡顕光(10/13M)福田圭吾(11/13S)小野寺雄(14)
 ・家庭教師
  内藤博
 ・王子の友人(パ・ド・トロワ)
  柴山紗帆、細田千晶、池田武志(10/13M/14)
  奥田花純、飯野萌子、井津駿(11/13S)
 ・小さい4羽の白鳥
  奥田花純、柴山紗帆、五月女遥、大和雅美
 ・大きい4羽の白鳥
  寺田亜沙子、細田千晶、堀口純、丸尾孝子
 ・スペインの踊り
  本島美和、堀口純、井澤駿、林田翔平(10/13M/14)
  寺田亜沙子、益田裕子、小柴富久修、池田武志(11/13S)
 ・ナポリの踊り
  奥田花純、五月女遥、原健太(10/13M)
  柴山紗帆、広瀬碧、奥村康祐(11/13S)
  奥田花純、五月女遥、江本拓(14)
 ・ルースカヤ
  木村優里(10/13M)本島美和(11/13S)細田千晶(14)
 ・ハンガリーの踊り
  大和雅美、マイレン・トレウバエフ(10/13M/14)
  丸尾孝子、貝川鍼夫(11/13S)
 ・マズルカ
  若生愛、今村美由起、中田実里、成田遥、仙頭由貴
  小口邦明、清水裕三郎、田中俊太朗、宝満直也、福田紘也(交替出演)

 2015/06/10(水)晴 7:03-9:42PM(68/休27/57)3F中央 客席9割?(1500人?)
 客層:大人中心客席。女性7,8割。
 客入れ:いつものパンフ B5両面がチラシとも配布。BS放送の掲示。
 物販。パンフ B5 1000円。小野絢子、米沢唯ほかキーホルダーのガチャガチャ。
 9:35PM終演 カーテンコール3回7分。

 レパートリー上演。
 舞台。あめ色の宮殿、ロココとけぶる湖畔画背景と映える床。クラシカルな造形に、
 キレイな中間色で彩った美術と衣装が素敵。
 お話。王子の嫁選び、白鳥の呪いを掛けられた娘に一目惚れ。呪いを解くのは
 愛の誓いだけと聞き、彼女を花嫁にと。しかし、悪魔の娘は彼女に化けて、
 王子を騙し、2人の誓いをやぶってしまう。悪魔と王子のバトルで王子勝利の
 ハッピーエンディング。

 かっちりと美しい技巧、華やかも過ぎず格調高く、終に高まる物語のグルーブ感。
 全編見所で美味しく、太っちゃうよねこ。凄いテクニックをなんでもなさげにな、
 ダンス続々。道化、王子の友人の最初の子、ルースカヤらに拍手沸き。ルー・
 木村さんは長躯、手足が長い恵まれた肢体の上、スピード、技術も伴ってさもあり。
 初日は小野絢子と思って鱈、米沢唯。オディールの野心ほとばしる感が魅力。
 王子・ワディムが柔らかいハンサム顔で、負けん気のダイナミックダンス。米沢さん
 との交互場面はバトルかと思ったねこ。コールドのアンサンブルは今回も決まって
 素晴らしく。部屋に飾って起きたいですよねこ。

 冒頭場面で白鳥の二面性をビジュアルで示して、蜷川幸雄に分かり易し。その後
 ダンス大会が続いて転がらないので、物語好きはお預けを食った気分。でも、終盤で
 加速、ぐいぐい来るので大丈夫。木管と弦が好印象のオケは殊勝に美しく伴奏。
 終盤、展開につれ、思いの外猛るのに嬉しい驚き。

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